豚肉を油で炒め焼きにし、玉葱、赤ピーマン加えて黒酢だれを絡めます。
ほどよい酸味の香ばしい豚肉が食欲をそそります。
玉葱は豚肉のビタミンB1の働きを効率アップして疲労回復に貢献。
赤ピーマンのβ-カロテンとビタミンCが紫外線から肌を守ります。
豚肩ロース肉について
脂肪が適度に含まれ、旨味のある部位。
豚肉はタンパク質源となり、糖質代謝を円滑にするビタミンB1が多い。
薬膳では、補気(気を補う)、滋陰(体液を潤す)、補腎(腎機能を補う)作用があるとしている。
玉ねぎについて
辛み成分には血液をサラサラにする効用がある。
辛味成分は加熱すると甘くなり、旨味が増す。
薬膳では、理気(気の巡りをよくする)活血(血行促進)、和胃(消化機能の健全化)、化痰(痰を溶かして排出)作用があるとしている。
赤ピーマンについて
緑のピーマンより、β-カロテン、ビタミンCが多い。
β-カロテン、ビタミンCの共存で抗酸化力が増し、アンチエイジングに役立つ。
また、β-カロテンは体内でビタミンAに変わり、粘膜や皮膚を健康にする。
薬膳では、理気、和胃、徐煩(イライラを除く)、平肝(肝機能の正常化)などの作用があるとしている。
黒酢について
中国の酢の1種、酸味がマイルドで独特の旨味と芳香がある。
原料や製法は地方、メーカーにより異なる。香辛料を加えないタイプの香醋(シァンツウ)、鹿児島で造られる黒酢がおすすめ。
酢には、消化を助け、血行をよくし、解毒作用などがある。
材料
(4人分) 豚肩ロース肉 500g 【下味】 醤油 大さじ2 紹興酒 大さじ2 ひまわり油 大さじ4 (オレインリッチ) 玉ねぎ 中1個 赤ピーマン 4個 【黒酢だれ】 醤油 大さじ2 みりん 大さじ2 黒酢 大さじ1と1/2 片栗粉 小さじ1 水 大さじ1
作り方
1.豚肉は8つの角切りにします。醤油と紹興酒で下味をつけ、約30分おきます。
2.玉葱は1~1.5cm幅のくし形に切ります。
赤ピーマンは縦4つに切り、ヘタと種を除きます。
3.フライパンに油を入れ、中火弱で温め(ぬるめ)、豚肉を並べ入れます。
油が跳ねるので蓋をし、15分加熱します。
肉を裏返し、蓋をして弱火で10分加熱します。
これで肉に火が通ります。
4.ペーパーを敷いたざるに肉を油ごと移してこします。
こした油は炒め物に利用できます。
5.フライパンをペーパーで拭いてきれいにし、タレ用の調味料を入れます。
ここに玉葱と赤ピーマンを入れ、中火に点火します。
肉を戻し、水で溶いた片栗粉を入れて混ぜ合わせます。
中火弱で4~5分加熱し、時々かき混ぜて煮絡めます。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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