ルバーブは塩で煮ると、すっぱくて塩辛いあの梅肉の味になります。 【牛肉とツルムラサキのしゃぶしゃぶ/塩ルバーブだれ】

ルバーブは塩で煮ると、すっぱくて塩辛いあの梅肉の味になります。 【牛肉とツルムラサキのしゃぶしゃぶ/塩ルバーブだれ】

ルバーブ梅肉感覚で、しゃぶしゃぶのたれに使います。
酸味のもと、有機酸が疲労回復に役立ちます。
牛肉で気と血を補い、ツルムラサキで体熱をさまし、夏の元気をもらいましょう。

牛肉について

タンパク質のよい給源であり、吸収しやすいヘム鉄多く含み、貧血予防になる。
薬膳では、補気・補血(気と血を補う)、健脾(消化機能の健全化)作用があるとしている。

ツルムラサキについて

夏場が旬の青菜。
β-カロテン、ビタミンC、食物繊維が多く、ネバネバ成分には免疫機能を向上させる作用がある。
薬膳では、清熱(余分な体熱を冷ます)、涼血(血熱を除く)、潤燥(体を潤して渇きを改善)、滑腸(腸を潤し、便秘改善)、解毒などの作用があるとしている。

ルバーブについて

ルバーブはシベリアが原産のタデ科の野菜、葉柄(茎)を食用にする。
葉柄が紅色と緑色があり、いずれも強い酸味に特徴がある。
冷涼地に向いた野菜で国内では主に長野県、福島県、北海道で栽培されている。
収穫は4月下旬から10月にかけて。
繊維が柔らかくて、酸味が強く、品質がよいのは夏もの。
酸味の主成分はクエン酸などの有機酸。
クエン酸は体内でエネルギーを生み出すのに欠かせない成分、疲労物質を分解し、疲労回復に役立つ。
紅い色素は抗酸化作用のあるアントシアニン、細胞の老化を防ぎアンチエイジングに役立つ。

材料

(2人分)
牛もも肉の薄切り 200g
ツルムラサキ 1束(150g)
白ネギ    1/2本

【ルバーブの塩ジャム】
ルバーブ(紅色) 200g
塩  10g
(ルバーブの重さの5%)
EVオリーブ油   適宜

作り方

1.ルバーブの塩ジャムを作ります。
ルバーブを小口から薄切りにし、鍋に入れ、塩を混ぜます。
弱火にかけ、蓋をしてやく10分煮ます。
繊維が崩れて柔らかくなります。
塩がなじみ強い酸味と相まって梅肉のような味になります。

2.ツルムラサキは葉を茎から外し、茎は斜め薄切りにします。
ネギは縦に切り目を入れて開き、小口から細切りにします。

3.鍋で湯を沸かし、ツルムラサキの茎を入れて1分ゆで、葉を加えて2分ゆで、ざるにとって湯をきります。
このあと、牛肉を少しずつ入れて火を通します。
肉の赤みが消えたらザルに揚げて湯をきります。

4.器に、ツルムラサキを敷き、牛肉を盛り、ルバーブの塩ジャムをのせ、ネギを散らします。
好みでオリーブ油を回しかけ、食べるときによく混ぜます。

紹介動画

以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。

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