パン・デピス(心も体も温まるフランス伝統菓子)

パン・デピス(Pain d’épices)は、直訳すると「スパイスパン」ですが、雑穀の粉をベースにした、はちみつとスパイス入りの素朴な焼き菓子です。起源は10世紀ごろの中国と言われ、11世紀ごろに十字軍によって欧州に伝わったとか。ここでは、米の粉とライ麦粉を使ってアレンジ。卵も乳製品も使わないので、グルテンや卵、乳製品をを控えたい方にもおすすめできます。

材料

(パウンド型20×8×6cm・1台分)
【A】
米粉(うるち米) 60g
もち粉(もち米) 40g
ライ麦粉 60g
シナモンパウダー 小さじ1
ジンジャーパウダー 小さじ1/2
オールスパイス 小さじ1/4
ベーキングパウダー 小さじ3
【B】
水 150g
黒砂糖 20g
はちみつ 70g
【その他】
レーズン 100g
リキュール(コアントローなど) 大さじ1

作り方

1.ボウルに、Aの粉類とスパイスをボウルに入れてよく混ぜる。米粉だけよりもち粉を混ぜることで生地がみっちりつながり、冷めたときにしっとりする。

2.分量の水に、はちみつを混ぜ、黒砂糖を加えて溶かす。

3.レーズンはぬるま湯で洗い、水けをきり、リキュールを絡める。

4.粉類を入れたボウルに、2の液体を入れてよく混ぜる。

5.オーブンペーパーを敷いた型に、生地の1/3を流し込む。残りの生地にレーズンを加えて軽く混ぜ、型に流し込む。

6.160℃に予熱したオーブンに入れて60分焼く。

7.網の上にペーパーごと移して粗熱を冷ます。ペーパーを除いて室温まで冷ます。温かいうちは生地がベトつくので完全に冷めてから切り分ける。

食べ方のヒント

焼き上がったらオーブンペーパーで包み、涼しい場所で保存します(夏場は冷蔵)。保存の目安は3〜4日。2日目以降はトースターやオーブンで軽く温めると風味が引き立ちます。スライスしてそのまま食べるほか、チーズやハム、卵焼きをのせてカナッペやサンドイッチにするのもおすすめです。

紹介動画

以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。

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本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!