こねずにつくる自家製パン「ノー・ニード・ブレッド」第2弾!今回、ご紹介するのはシンプルな食事パン「双子パン(ブレッチェン)」と、もちもち食感が楽しめる軽食パン「ピッツァ・ビアンカ」

双子パン(ブレッチェン)

双子の山型の見た目からフランスで「フォンデュ」とも呼ばれます。谷間を手で簡単にちぎれるので、スープや煮込み料理の付け合わせや、ローストビーフや葉野菜を挟んで楽しめます。

ピッツア・ビアンカ

オリーブオイルの風味が生地にしみこんだ、もちもちとした食感が特徴。シンプルながらも味わい深いので、軽食やサイドディッシュとしてぴったり。お好みでハーブや塩を加えてアレンジするのもおすすめ。基本のパン生地を使って、もちもち食感が楽しめる軽食パン。

材料(基本の配合)

国産強力粉  360g
国産全粒粉  20g
国産ライ麦粉  20g
自然塩  6g
きび糖  10g
天然酵母の生種 24g
水 276g
(水温20℃/冬は40℃)

双子パンの場合
★基本の配合から水量50gを減らす
米粉(打ち粉用)適量

ピッツァビアンカの場合
★基本の配合から水量50gを増やす
オリーブオイル 適量

天然酵母「生種」の作り方

消毒した容器にぬるま湯(30℃)100g(元種の2倍)を入れ、ホシノ天然酵母元種(顆粒状)50gを加えてよく混ぜます。
室温(26~28℃)で1日発酵させます。小さな泡がたち、発酵臭がする。そのあと冷蔵庫(4℃)で一晩おいてから使います。保存の目安は冷蔵庫で2週間ほど。
生地温度を測るのに便利なパンメータ。
デジタルの料理温度メータも便利。

基本生地の作り方

1.ボウルに強力粉、全粒粉、ライム粉、塩、砂糖を入れて混ぜます。
2.容器に生種を入れ、水を注ぎ、よく混ぜます。
3.粉類のボウルに、生種を溶かした水を入れ、へらで混ぜます。粉類が水分をよく含み、粉っ気がなくなるまでよく混ぜます。
4.生地の表面を滑らかにし、濡らして絞った布巾でボウルを覆います。生地の温度は20℃がベスト。約10時間発酵させます。
<一次発酵・開始>
生地の温度確認は、料理用温度計を利用するとよい。春、秋は室温(20~22℃)で発酵。夏場は冷蔵庫に入れて生地温度を20℃に調整し、涼しい場所で。冬は暖房が22℃前後の場所で。目安は生地のボリュームが約2倍強に膨らむまで。
<一次発酵・終了>
このあと、目的に合わせて分割・成形・焼成します。

1つの生地でパンいろいろ

生地の配合は一つだけ。形と焼き温度を変えると、違うパンになります。
発酵生地を一つにまとめて土鍋で250℃30分+200℃15分焼く→田舎パン。
発酵生地を二つに分けてパウンド型で180℃20分焼く→ミニ食パン。
発酵生地を八つに分けてセルクルで180℃15分焼く→イングリッシュ・マフィン。
今回は双子パンとピッツァビアンカです。

田舎パン

双子パン生地の作り方

生地をこねる
基本配合の水量を50g減らし(226g)、生地をこねます。

一次発酵
生地を一次発酵させます。

生地を分割・丸める
米粉を薄くふった台に生地を移し、平にして8つに分割し、丸めます。

成形する
丸めた生地を平らにのばし、やさしくくるくると巻きます。向きを縦に変え、さらにくるくると巻き、きれいな面が出るように丸めます。

二次発酵
室温で30分間二次発酵させます。

生地を区切る
真ん中に細めの棒を押し当て、切り離さないようにして二つに区切ります。

表面に水分を吹きかける
生地の表面に霧吹き器で水分を吹きかけます。

焼く
180℃に予熱したオーブンで15分焼きます。

焼き上がり
焼き上がったら完成です。

ピッツァビアンカ生地の作り方

生地をこねる
基本配合の水量を50g増やし(326g)、生地をこねます。

一次発酵
生地を一次発酵させます。

成形
一次発酵した生地をペーパーを敷いた天板に移し、自然に広げます。

二次発酵
生地の上に網などをかぶせ、濡れぶきんをかけて室温で30分間二次発酵させます。

成形準備
二次発酵後、指先に水をつけて生地に穴をあけます。

仕上げ準備
生地にEXオリーブ油を薄くふりかけます。

焼成
220℃に予熱したオーブンで15分焼きます。

焼き上がり
焼き上がったら、もちもち食感のピッツア・ビアンカの完成です。

紹介動画

以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。

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