サゴシはサワラの若魚、成魚のサワラより脂分が少なめでさっぱりとして上品な味わい。
塩水で一晩締めると、旨味が増します。オーブンで焼けば、焦がしすぎず、煙も出ません。
ハーブソースで洋風味に仕立てました。
サワラは気力を養い、胃腸を元気にするので、体調を崩しがちな梅雨時に利用したい食材。
サゴシ
特徴
サゴシはサワラの若魚で、春から夏にかけて出回ります。成魚のサワラより脂肪分が少なく、さっぱりとした味わいが特徴です。
栄養価
ビタミンやミネラルをバランスよく含み、良質なタンパク質源となります。
薬膳の効用
薬膳では、サゴシ(サワラ)には以下の効用があります:
補脾:胃腸の働きを補う
益気:気力を高める
スナップエンドウ
特徴
スナップエンドウは、さやごと食べられるエンドウです。β‐カロテンや食物繊維が豊富に含まれています。筋が固いので、調理前に丁寧に取り除くことが大切です。
薬膳の効用
薬膳では、スナップエンドウには以下の効用があります:
補中:内臓をサポートする
益気:気力を高める
利水:水分代謝を促進する
通乳:乳の出を良くする
赤ピーマン
特徴
赤ピーマンは、緑ピーマンよりもβ‐カロテンやビタミンCが豊富に含まれています。特に、β‐カロテンやビタミンCは緑ピーマンよりもはるかに多いです。
薬膳の効用
薬膳では、赤ピーマンには以下のような効用があります:
理気:気の巡りをよくする
除煩:イライラを鎮める
平肝:肝機能の健全化を促す
和胃:胃を調える
材料
(4人分)
サゴシ 4切れ
3%の塩水 適宜
(水1カップなら塩6g)
ハーブソース
緑オリーブ 4~5個
ケーパー(塩漬け)小さじ1
塩 小さじ1/2
白ワインビネガー 大さじ1
EVオリーブ油 大さじ3
玉ねぎのみじん切り 1/4個分(50g)
バジリコの葉 8枚
レモンバームの葉 小2枝
ミント 小2枝
付け合わせ
スナップエンドウ 70g
赤ピーマン 3~4個(正味150g)
セロリの薄切り 30g
ひまわり油 小さじ2
水 大さじ2
塩 小さじ1/2
作り方
サゴシの下ごしらえ
サゴシは皮のぬめりに臭みがあるのでよく水で洗い、水けをきり、バットに並べます。
3%の塩水を作り、魚がかぶるまで注ぎます。
ラップでカバーし、冷蔵庫で一晩漬けます。
サゴシを焼く
一晩塩水で身を締めたサゴシは、水けをペーパーで拭きとり、オーブンペーパーを敷いた天板に並べます。
予熱した200℃のオーブンで20~25分焼きます。
ハーブソースの用意
ケーパーとオリーブを細かく刻んでボウルに入れます。
塩、酢、オリーブ油を加えて混ぜ、玉ねぎを加えてよく混ぜます。
最後にハーブを刻んで加えます。
付け合わせの用意
スナップエンドウは筋を除き、長さを半分に切ります。赤ピーマンは縦半分に切り、ヘタと種を除き、長さ3㎝、幅1.5㎝の短冊に切ります。
フライパンに水と油を入れ、セロリを加えて中火に点火します。香りが立ってきたらスナップエンドウを加えて塩をふり、2分炒めます。
赤ピーマンを加えてさらに2分炒め、色よく歯ごたえよく炒め上げます。
仕上げ
器にサゴシを盛り付け、付け合わせを添え、ソースをかけます。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。サゴシの塩焼きをハーブソースでアレンジした洋風料理。サゴシは脂分が控えめで上品な味わいで、オーブンで焼くことで焦がさずに仕上がります。ハーブソースとの相性も抜群で、胃腸を元気にする効果も期待できます。
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