細長いひものような三尺ササゲ、身が締まって味も栄養分も豊か。
豚肉、ネギと一緒に、オイスターソース味で炒めます。
ササゲ、豚肉ともに腎機能を補い、アンチエイジングに貢献。
葱が豚肉のビタミンB1の働きを高め、疲労回復に役立ちます。
三尺ササゲについて
ササゲの若さやで、ひも状に細長いのが特徴、六尺ササゲとも呼ばれる。
抗酸化作用で抗老化に役立つβ－カロテンはサヤインゲンの２倍以上、ビタミンＣ、食物繊維も多い。
水分が少なく身が締まっているので炒め物や煮物に向いている。
ササゲは薬膳では、健脾・和胃（胃腸の健全化）、補腎（腎機能を補い、抗老化）などの薬効があるとしている。
豚肉について
良質タンパク質源であり、ビタミンＢ１が多い。
薬膳では、滋陰（体液を潤す）、補気（気力を高める）、補腎（腎機能を補い、抗老化）などの薬効があるとしている。
ネギについて
辛み成分の硫化アリルが、ビタミンＢ１の利用効率を高め、疲労回復に役立つ。
薬膳では、解表（熱性疾患の初期症状、悪寒、発熱、頭痛などを改善）、通陽（体を温め、手足、胸部の循環障害を改善）、散寒（体内の冷えを除く）、健脾（胃腸の健全化）、散結（凝りをほぐす）などの薬効があるとしている。
オイスターソースについて
カキを材料にした中国の代表的な調味料。
カキを塩漬発酵させた上澄み液を濃縮して調味したものと、カキを塩ゆでにした汁を濃縮して調味したものとがある。
カキ油、ハオユウ（蠣油）とも呼ばれ、独特の風味と濃厚な旨味がある。
肉や野菜の炒め物、煮物、鍋のたれなどに広く使われる。
材料
（４人分）
三尺ササゲ 150g
豚ロース肉 180g
薄口醤油 小さじ1
ネギ 2/3本
ひまわり油 小さじ2
（オレインリッチ）
胡麻油 小さじ1
（低焙煎タイプ）
紹興酒 大さじ2
オイスターソース
大さじ1
作り方
１．三尺ササゲはヘタを除き、３～４㎝長さに切ります。
２．ネギは斜め薄輪切りにします。
３．豚肉は２㎝幅に切り、薄口醤油を絡めて下味をつけます。
４．フライパンに、水大さじ３、油小さじ１を入れて沸かします。
三尺ササゲを入れて2分炒めて取り出します。
５．フライパンに油と胡麻油を各小さじ1加え、ネギを入れて炒めます。
香りが立ってきたら豚肉を入れ、ほぐしながら炒めます。
肉の表面が白く変わったら紹興酒、オイスターソースで調味し、肉に火を通します。
肉の赤みがなくなったら、三尺ササゲを戻し、汁気がほぼなくなるまで炒って味を絡めます。
紹介動画
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