心を癒し胃腸を元気にする「蓮の実の飯蒸し」

淡い甘味とコリコリとした食感が特徴の蓮の実を使ったこの料理は、鶏肉ともち米を蓮の葉で包みで蒸す、さっぱりとした肉粽(にくちまき)のような一品です。 蓮の実には心の癒し、精神を安定させる効果があると言われており、胃腸にも優しい薬膳的な効果が期待できます。

材料

(4~6人分)
もち米  2合(300g)
蓮の実(生)  50g
鶏もも肉  200g
薄口醬油  大さじ1
蓮の葉    適宜

作り方

1.もち米はたっぷりの水に浸して3時間おく。
2.鶏肉に薄口醤油をかけてよく絡める。

3.もち米をざるで水きりし、ボウルに移す。
4.醤油を絡めた鶏肉をもち米に混ぜ、蓮の実を加えて混ぜる。

5.蒸し器の台に蓮の葉を敷き、具を混ぜたもち米を入れ、平らにならし、蓮の葉をかぶせる。

6.蒸気の立った鍋に蒸し器の台を重ね、蓋をする。中火で10分蒸し、もち米を浸した汁(打ち水)を大さじ3杯回しかける。蒸気に当たると火傷するので要注意!

7.さらに10分後に同様にし、合計30分蒸す。
8.鍋から蒸し台を外し、粗熱を冷ます。食べきれない分は冷凍するとよい。

※ 付け合わせに「蓮根の梅酢漬け」を添えてみました。
※ 蓮の実は乾燥品でもよく、30gを水に30~40分浸してもどします。
※ 蓮の葉の代わりにオーブンペーパーでもよいです。

蓮根の梅酢漬け

新レンコンと梨のしそ酢

蓮根の細めを選び、皮をむいて薄切りにする。
酢を1割加えた湯に入れ、5分ゆで、梅酢(水で2倍に薄める)に漬ける。
冷めたら冷蔵する。翌日には味が染みている。
保存の目安は冷蔵で1か月。

蓮の実

花托から青い実を取り出す。
青い果肉を外すと蓮の実(種子)が現れる。
生でも食べられ、こりこりして淡い甘みがある。
塩漬けのオリーブと相性がよいので、詰めておつまみにするのもよい。
薬膳では、養心安心(心を養い精神を安定)、健脾(胃腸の健全化)、益腎固精(腎をサポートして遺精を防ぐ)のなど効用があるとしている。

鶏肉

旨味成分のグルタミン酸とイノシン酸を含み、よいタンパク質源。
薬膳では、補気(気力を養う)、温中(内臓を温める)、益精(腎の精を滋養し、抗老化)などの効用があるとしている。

紹介動画

以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。

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本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。

蓮の実は、薬膳では「養心安心(心を養い精神を安定させる)」「健脾(胃腸を元気にする)」「益腎固精(腎をサポートし体力を維持する)」といったところが生で食べるとコリコリとした食感が魅力です。忙しい日々の中で、体も心も癒されるこの料理をぜひお試しください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!