八角と花椒の香気を含んだ豚肉がとろけるように柔らかい。
肺を潤し精のつく山芋、アスパラギン酸が豊富なサヤインゲンを取り合わせて疲労を回復します。
豚肉について
タンパク質、ビタミンB1、B2、鉄のよい給源。
薬膳では、体液を潤し、気を補い、腎を養うのに利用します。
八角について
花のような八角形からの呼び名、スターアニスとも呼ばれます。
独特の香りは中国料理を彷彿させます。
薬膳では、気を巡らせ、冷え症の改善、消化機能を調えるのに利用します。
花椒(ホアジャオ)について
日本の山椒より辛みは穏やかです。
薬膳では、冷えによる腹痛、浮腫みを改善、血行促進、解毒に利用します。
山芋について
生食すれば、消化酵素ジアスターゼが働き消化を助けます。
ぬるぬる成分には免疫機能強化、抗糖尿病の効用があります。
薬膳では、消化機能の健全化、肺を潤し、気を補い、精をつけ、腎機能を養うのに利用します。
サヤインゲンについて
β-カロテン、アスパラギン酸を多く含み、抗酸化、美肌、視力向上、疲労回復に役立ちます。
薬膳では、お腹の調子を調え、気を養い、体内の余分な水分を除くのに利用します。
材料
(6人分)
豚肩ロース肉の塊 500g×2個
八角 4~5粒
ホアジャオ 小さじ1
ショウガ(薄切り) 5~6枚
ネギ 1/2本
紹興酒 1/2カップ
薄口醤油 1/2カップ
山芋 200g
サヤインゲン 100g
作り方
1.豚肉は熱湯で約2分ゆで、湯を捨てます。
臭み、アクを除けます。いったん取り出して湯を捨てます。
2.洗った鍋に豚肉を入れ、紹興酒と水2カップを注ぎ、
生姜、ネギ、花椒、八角を加え、煮立つまでは中火で煮ます。
煮立ったら弱火にし、蓋を少しずらして約30分煮ます。
3.薄口醤油を加えてます。
このとき、肉を裏返しておきます。
蓋をずらしてかぶせ、さらに1時間~1時間半煮ます。
豚肉に箸がスーッと通るくらい柔らかくなりました。
ここで、 肉を取りだします。
4.山芋は2㎝厚さの半月に切ったものを煮汁に入れて、約15分煮て火を通します。
最後に、3㎝長さに切ったサヤインゲンを加えて2~3分煮て味を含ませます。
器に、肉と山芋、インゲンを盛り合わせます。
煮込んだ豚肉は冷蔵で4~5日保存できます。
紹介動画
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