時鮭の西京焼き(気と血を補いアンチエイジング)

初夏に漁獲される若い鮭「時鮭トキシラズ」を使用した西京焼きです。脂と養分が豊富なこの鮭を白味噌に漬け込み、オーブンで焼き上げます。付け合わせには旬のツルムラサキを叩いた山芋と塩レモンであえ、鮭の風味と一緒に楽しめます。気と血を補い、抗酸化力の強いアスタキサンチンでアンチエイジング効果も期待できる一品です。

食材の効用

時鮭(トキシラズ)

  • 若い鮭で脂と養分が全身に行き渡り、風味がよい。
  • 良質なタンパク質、オメガ脂肪酸(IPA、DHA)、アスタキサンチンが含まれ、抗酸化力が高い。
  • 薬膳では補気、補血、健脾、理気、活血の効用がある。

ツルムラサキ

  • 夏が旬の青菜で、β‐カロテン、ビタミンC、カルシウムが豊富。
  • ムチレージによるぬめりで便秘予防に効果的。
  • 薬膳では清熱、潤燥、滑腸、解毒の効用がある。

山芋

  • 炭水化物が主成分で、アミラーゼなどのデンプン分解酵素を含む。
  • 酵素は熱に弱いので、消化を助けたい場合は生食がよい。
  • 薬膳では健脾、補気、潤肺、益精の効用がある。

材料

(4人分)

  • 時鮭(生) 4切れ(1切れ約80g) 320g
  • 白味噌(塩分約5%) 80g
  • 水 60g

【付け合わせ】
 「ツルムラサキと山芋の塩レモンあえ」

  • ツルムラサキ 200g
  • 山芋 100g
  • 塩レモン 30g

作り方

鮭の準備

鮭を洗って水けを拭きます。

白味噌に分量の水を加えてよく混ぜます。

鮭を1切れずつペーパーで包み、バットに入れます。水でのばした白味噌をペーパーの上からかけて均等にならし、ラップをして冷蔵庫で6時間以上、12時間くらい漬けます。

焼き

ペーパーをはがして鮭を取り出し、1切れを半分に切ります。

金網に油を薄く塗り、鮭をのせます。

180℃に予熱したオーブンで約15分焼きます。

付け合わせの準備

ツルムラサキは葉を茎から外し、大きい葉は半分に切り、茎は2cm長さの斜め薄切りにします。

塩レモンは細かく刻みます。

湯を沸かし、ツルムラサキを入れて2分ゆで、冷水にとり、熱を冷まし、水けをきります。

山芋は直火であぶってひげ根を焼き、ペーパーで包み、綿棒で叩いて粗く砕きます。ペーパーを除き、ナイフで粗く刻みます。

ボウルにツルムラサキ、山芋、塩レモンを入れてよく混ぜ合わせます。

仕上げ

器に鮭を盛り、付け合わせのツルムラサキと山芋の塩レモンあえを別の器で添えます。

紹介動画

以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。

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まとめ

本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。

この「時鮭の西京焼き」は、体に良い栄養が豊富で、アンチエイジング効果も期待できる一品です。簡単に作れるので、ぜひお試しください。

最後までブログをお読みいただき、ありがとうございます。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!