甘酸っぱい風味がたまらない!ルバーブのジャム作り(2024)

ルバーブをご存知ですか?
タデ科ダイオウ属の植物で、シベリア南部原産の食用栽培品種です。
茎の色は深紅からピンク、薄緑までさまざまで、色の違いはアントシアニンの働きによるものです。
日本では主に長野県や北海道で栽培され、春(5–7月中旬)と秋(9–10月末)の年2回収穫されます。
初夏のものは酸味が強く、秋になると酸味がやわらぐ特徴があります。

ルバーブ

リンゴ酸やクエン酸など多くの有機酸を含むため、とても酸っぱいのが特徴です。しかし、砂糖と一緒に煮ることで甘酸っぱい風味が生まれ、ペクチンを豊富に含んでいるため、ジャムにするとゼリー状に仕上がりやすいです。

材料

(出来上がり約500g)
ルバーブ(紅色タイプ) 500g
砂糖 150g
レモン汁 1個分

作り方

ルバーブを下準備

ルバーブ500gを洗って水けをきり、小口から3–4ミリ幅に刻みます。

材料を混ぜ合わせる

刻んだルバーブを鍋に入れ、砂糖150gとレモン汁1個分を加えて全体をよく混ぜます。

砂糖が溶けるまで待つ

鍋を1–2時間そのまま置き、ルバーブから水分が出て砂糖が溶けるのを待ちます。

煮る

鍋を中火弱にかけて煮始め、煮立ってきたら弱火にします。ルバーブが柔らかくなるまで煮続けます。

仕上げ

繊維が崩れ、水分がほぼなくなればジャムの完成です。熱いうちに消毒した瓶に詰め、室温まで冷まします。その後、冷蔵庫で保管します。保存の目安は冷蔵で約3か月です。長く保存したい場合は、小瓶に詰めて冷凍すると良いでしょう。

ルバーブの魅力と栄養

ルバーブはカリウム、カルシウム、食物繊維(ペクチン)を豊富に含んでいます。
カリウムは体の水分バランスを調整し、腎臓の老廃物を排出する働きがあります。カルシウムは骨や歯の主成分で、神経の鎮静効果もあります。
ペクチンは整腸作用を持つ水溶性食物繊維で、有機酸と砂糖を加えて加熱することでゼリー状に固まる性質があり、ジャム作りに最適です。
さらに、茎の色素であるアントシアニンは抗酸化作用があり、老化防止や動脈硬化、糖尿病の予防にも役立ちます。

紹介動画

以下の画像をクリックすると動画が見られます。

関連記事

本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。

ルバーブはおいしいだけでなく、体にも嬉しい栄養がたくさん詰まっています。ぜひ、自家製のルバーブジャムを作って、その魅力を味わってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!