おでん向きの大根があります。繊維が細かくて煮くずれしにくく、煮物に向いています。
鶏手羽先と昆布の旨味を利用して、だしいらず。
タンパク質の補いにちくわと厚揚げをプラス。
鶏肉が体を温め、大根は咳や喉の違和感を改善、厚揚げが気を補います。
おでん大根
青首大根の仲間で、おでん向きに改良された品種。太さがほぼ一定していて肉質が緻密で味が染みやすく煮くずれしにくいのが特徴。多種類の消化酵素を含むが、加熱するとその効力は失われる。辛味成分は加熱により甘味に変わる。
薬膳では、消化促進、痰の多い咳の改善、喉の違和感改善、吐き気止めなどの効用があるとしている。
厚揚げ
豆腐を揚げたもの。大豆由来のタンパク質、更年期障害を緩和するイソフラボン、免疫機能を調整するレシチンを含む。
薬膳では、豆腐に準じて内臓、肺機能を正常化、渇きを潤し、気を養い、血行促進などの効用があるとしている。
鶏手羽先
よいタンパク質源となる。骨と皮からよいだしが出て、コラーゲンも多い。
補気、温中(内臓を温める)、益精(精力をつける)、塡髄(腎精の滋養)などの効用があるとしている。
ちくわ
白身魚のすり身を棒に巻いて焼いたもの。低カロリーで白身魚のタンパク質がとれる。生食できるコンビニエントな食品、煮ると旨味が煮汁に出てだし代わりになる。
材料
(4人分)
おでん大根 1/2本(600g)
(青首大根でもよい)
ちくわ 小3本
厚揚げ 1枚(250g)
鶏手羽先 5本(250g)
昆布 20㎝
酒 大さじ2
薄口醤油 大さじ4
作り方
1.鶏手羽先は熱湯をかけてアクと汚れを除きます。手羽先と手羽中に切り分けて鍋に入れ、水3カップをを注ぎ、昆布を入れて中火にかけます。
2.具の用意。大根は皮をむき、2cmの輪切りにし、さらに4つに切ります。ちくわは長さを3~4つに切ります。厚揚げは熱湯をかけて表面の油を流しておき、2~3㎝角に切ります。
3.煮立ったら昆布を除き、酒を入れます。
4.大根、ちくわ、厚揚げを入れ、蓋をして15分煮ます。
5.大根が柔らかくなったら薄口醤油で調味し、さらに4~5分煮て味を含ませます。
紹介動画
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