冬に美味しさを増す白菜、消化機能や水分代謝をよくし、解毒、抗血栓作用のある機能性成分を含みます。
唐辛子たっぷりのキムチにすれば、体を温め、新陳代謝を促進し、寒さから体を守ってくれます。
手軽に時短でできるキムチを紹介しましょう。
白菜について
栄養素は少ないのですが、解毒作用のあるグルコシノレート、抗血栓、抗菌作用のあるアリルイソシアネートなどを含みます。
薬膳では、体内の炎症を鎮め、消化機能の健全化、水分代謝の促進、便通の改善に利用します。
ネギについて
辛み成分のアリシンにビタミンB働きを効率よくする作用があり、疲労回復に役立ちます。
カルシウム、βーカロテン、葉酸、ビタミンCなどは緑の葉の部分に多いので、残さず利用したい。
薬膳では、体を温めて冷えの改善、消化機能の健全化、鼻づまりの解消に利用します。
生姜について
生の生姜に含まれる辛味成分であるショーガオールには体を温め、抗酸化、抗菌作用などがあります。
ショーガオールは加熱または乾燥させると一部がジンゲロールやジンゲロンに変化。
こちらは体を温める作用が強くなり、血行や脂肪燃焼の促進効果も。
そのほか多くの有効成分を含みます。
薬膳では、風邪の予防と改善、食欲不振、嘔吐、つわり、冷え性の改善に利用します。
赤唐辛子粉について
赤唐辛子を乾燥させ粉に挽いたもの。
これは中辛で細挽きにしたもの、辛みがマイルドで香りがよいのが特徴。
赤唐辛子は、体を温める作用が強く、冷え性の改善に役立ちます。
食欲を促し、消化をよくする作用もあります。
材料
(作りやすい単位) 白菜 小1/2個(約600g) 塩 小さじ1 生姜のみじん切り 10g ネギの小口切り 1本分 魚醬(ナンプラー、ニョクマム、しょっつるなど) 大さじ1 酢 大さじ1 赤唐辛子粉(中辛細挽) 大さじ2~3 香菜 1/2株 リンゴ(堅いタイプ)1/4個
作り方
1.白菜は4㎝幅にザク切りし、塩をまぶして30分おき、塩をなじませます。
2.生姜、ネギを合わせ、魚醬、赤唐辛子を混ぜ、酢を加えます。
3.香菜を粗く刻み、リンゴの皮をむいて細切りにして2に加えて混ぜます。
香味野菜を混ぜ合わせたものを韓国では「薬念(ヤンニョム)」といい、漬け物やあえ物に利用します。
料理の味を深め、健康に役立ちます。
4.塩をしてしんなりした白菜に、3を加えてまんべんなく混ぜ合わせます。
5.クッキングペーパーで覆い、水を入れたボウルを重しにし、1日漬けます。
すぐに食べられますが、1日以上漬けると味がなじんで美味しくなります。
冷蔵すれば1週間から10日ほど保存できます。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
本日のご紹介はいかがでしたでしょうか?
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