紅玉リンゴから甘酸っぱい香りが広がり、秋の到来を感じます。
身が締まって美味しいのは秋から初秋。
しっかりした酸味があり、甘みとのバランスも抜群です。
この時期に、作るのが「焼きリンゴ」。
芯をくり抜き、シナモンシュガーとバターを詰め、丸ごとオーブンで焼くだけ。
シンプルですが、紅玉リンゴの持ち味が堪能できます。
詰め物に、潤肺作用のある松の実と枸杞子(クコシ)をプラスして肺機能をケアします。
乾燥でダメージを受けやすい肺を潤すことで咳や、肌、髪のパサつきを防ぎます。
リンゴについて
クエン酸、リンゴ酸が代謝を円滑にして疲労回復、色素のアントシアニン、ケルセチンなどによる抗酸化作用もあります。
薬膳では、健脾(消化機能の健全化)、生津(体液を補い、全身機能を正常化)、潤肺(肺を潤して機能を正常化)に利用します。
松の実について
血中コレステロール値の調整の役立つリノール酸、オレイン酸、強い抗酸化作用と血行をよくするビタミンEを含み、動脈硬化を予防。
薬膳では、潤肺(肺を潤して機能を正常化)、沢膚(肌を潤す)、養血(血を補う)に利用します。
枸杞子について
ゴジベリーとも呼ばれます。
ベタイン、ゼアキサンチン、フィサリエンなどの機能性成分や各種ビタミンなどを含み、アンチエイジングによいとされるスーパーフード。
薬膳では、潤肺(肺を潤して機能を正常化)、明目(視力の正常化)、滋補肝腎(肝機能、腎機能の正常化)に利用します。
材料
(6人分)
紅玉リンゴ 6個
【フィリング:詰め物】
ブラウンシュガー 100g
シナモンパウダー 小さじ1
松の実 30g
枸杞子 30g
バター 2㎝角切り大6個
作り方
1.リンゴは芯抜き器またはペティナイフで中心部の芯をくり抜きます。
このとき、底になる部分を1㎝くらい残すようにします。
2.フィリングの砂糖とシナモンを混ぜ合わせます。
3.耐熱容器に並べたリンゴに、2を小さじ1ずつ詰め、松の実と枸杞子を1/6ずつ加えます。
残りの2を均等に入れ、バターを1個ずつのせます。
4.予熱した180℃のオーブンに入れ、約40分焼きます。
5.焼き上がったら、粗熱を冷まします。
器に盛り、焼き汁をかけます。適当に切り分けて食べます。
シナモンの香りを纏ったリンゴが甘酸っぱくとろけ、松の実と枸杞子がアクセントを添えます。
砂糖を加えずにホイップした生クリームやバニラアイスを添えると美味しさグレードアップ。
焼き汁には紅玉リンゴのエッセンスが含まれていて美味しいので、ヨーグルトに混ぜたり、パンケーキにかけたりして利用しましょう。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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