タンポポとメカジキのサラダ(春にフル活動する肝を労わる)

タンポポとメカジキのサラダ(春にフル活動する肝を労わる)

タンポポを見かけたら摘んでサラダにしてみませんか。
ほろりと苦くて陽だまりの味がします。
胆を正常にして肝をサポート、健胃作用もあります。
メカジキのソテー、トマトと合わせてニンニクソースであえました。
ボリュームが出て主菜になります。
メカジキ、トマトにも肝機能を正常にする働きがあります。

タンポポについて

日本では野草だが、フランスではピッサンリ(pissenlit)と呼ばれ、野菜として利用されている。
都会でも空き地や庭、路端でよくみられる。
犬が散歩しない場所で摘むとよい。
全草利用でき、根は焙じてコーヒーの代用にされたこともある。
臨床的には抗菌作用、健胃、利胆(胆の働きを正常化)、利尿作用が知られている。
中医薬では、蒲公英(ホコウエイ)の名で生薬とされ、清熱解毒(体内の炎症を抑え解毒する)、利水(水分代謝の改善)、乳腺炎、通淋(排尿改善)などに利用。

メカジキについて

くせのない白身魚で、食感に程よい弾力があり、食べ応えがある。
薬膳では、疎肝理気(肝の気の巡りをよくして機能を正常化する)作用がある。
冷凍での輸入品が通年出回わっているが、4~7月にかけて気仙沼港での水揚げが盛んになり、新鮮な生が出回る。あっさり上品な味わいで、加熱してもパサつかないのがよいところ。

トマトについて

抗酸化作用のあるβ‐カロテン、リコペンが豊富。
β‐カロテンは粘膜を強くして免疫力を高め、動脈硬化を予防する抗酸化作用がある。
リコペンはトマトの赤い色素成分、抗酸化作用はβ‐カロテンより強い。

材料

(3人分)
タンポポ(葉と花)60g
メカジキ 3切れ(250g)
塩  小さじ1/3
コショウ 少々
米粉  適宜
トマト  中1個
ひまわり油  大さじ4
(オレインリッチ)
ニンニク  小3片
塩  小さじ1/2
レモン汁  1/2個分
EVオリーブ油 大さじ4

作り方

1.タンポポは水でよく洗い、水けをよくきります。

2.メカジキは2~3㎝角に切り、塩、コショウで下味をつけ、米粉を全体に薄くまぶします。

3.フライパンに油を入れて点火し、ニンニクを軽くつぶして入れて炒めます。
油にニンニクの香味を移し、メカジキを入れてソテーします。

下面に薄い焦げ目がついたら裏返し、火を通します。
この時、油が跳ねるので網蓋をして防ぎます。

メカジキに火が通たら、ペーパーを敷いたざるにあげて、油分をきります。

4.タンポポを食べやすいサイズにちぎってボウルに入れます。
小角に切ったとトマト、ソテーしたメカジキを加えます。

5.メカジキと一緒に加熱したニンニクをつぶし、塩、レモン汁を加えて混ぜ、EVオリーブ油を入れてよく混ぜ合わせてソースを作ります。

6.タンポポの入ったボウルにソースをかけてあえます。

紹介動画

以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。

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