白いクラゲは加熱するとぶるぶるコリコリ滑らかで、寒天のような食感が魅力です。ほんのり甘く煮て梨を加え、レモン汁とメープルシロップで調味。レモンの爽やかな酸味、メープルシロップの香ばし甘味を含んだ白キクラゲと梨が、乾燥する季節の肺を守ってくれます。
白キクラゲ(乾燥)について
クラゲのような食感を持ち、木に生えることからキクラゲと呼ばれる。中国では「木耳」(ムーアル、 mù‘ěr)と呼ぶ。β-グルカンを含む食物繊維が豊富。β-グルカンは免疫力を高める作用があり、食物繊維としても働き、腸内環境を調え、便秘を防ぐ。薬膳では、滋陰生津(体液を潤す)、潤肺(肺を潤して咳、喉痛を改善)、益胃(胃の正常化)などの効用があるとしている。
梨について
上品な甘さとシャリシャリとした快い食感に特徴がある。栄養成分に目立つものはないが、食物繊維がやや多い。薬膳では、潤肺、生津(体液を潤す)、清熱(体熱、炎症を鎮める)、化痰(痰を溶かす)、潤膚(肌を潤し、肌荒れ改善)、解酒(酒酔いの予防、改善)などの作用があるとしている。
メープルシロップについて
楓の樹液を煮詰めた天然の甘味料。薬膳では、生津、潤肺、潤腸(腸を潤して便秘改善)などの効用があるとしている。
材料
(4人分)
白キクラゲ 20g
梨 中1個(200g)
砂糖 50g
レモン汁 1個分
メープルシロップ
大さじ4~5
作り方
1.白木耳はたっぷりに水に浸して約30分おいてもどします。
2.梨は4つ割りにして皮をむいて芯を除き、縦半分に切り、小口から3~4㎜幅に切ります。
3.もどしたキクラゲは大きな塊りを適当に裂き、鍋に入れ、水2カップ注ぎ、中火にかけます。煮立ったら火を弱めて10~15分煮て柔らかくします。
4.砂糖を加えてさらに2~3分煮、レモン汁を加えて火を止め、梨を加えます。
5.ボウルに移し、メープルシロップを加えて好みの甘さにます。温かいままでもよいし、冷ましてから冷蔵庫で冷やしてもよい。
紹介動画
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