ふっくら炒めた塩味の豚肉とほろ苦くて歯ごたえのよいトレビスが好相性。
仕上げに加えた菊の香りが食欲をそそります。
玉葱が豚肉のビタミンB1の働きをサポートし、エネルギー代謝が円滑になり、疲労回復に役立ちます。
トレビスについて
チコリの仲間。イタリアではラデッキオ・ロッソといい、球形をキオッジャ、面長形をヴェローナと呼んでいます。
赤紫色と白のコントラストが美しく、サラダの彩に利用されます。
シャキシャキした歯ごたえとほろ苦さが特長です。
赤紫の色素はアントシアニン、抗酸化力が強く、血圧上昇、血糖値上昇を抑え、視力向上に役立ちます。
豚肩ロース肉について
肉質と脂肪分のバランスのよい美味しいタンパク源。
ビタミンB1がエネルギー代謝を円滑にし、体調を整えます。
薬膳では体液を補い、気を養い、腎機能を正常化するのに利用します。
紫玉葱について
辛味成分のアリイン(硫化アリルの一種)には血栓、動脈硬化の予防、免疫力の向上など多くの効用があります。
アリインは、切ったり、すりおろすと酵素によってアリシンに変化し、特有の臭い、刺激、辛味を発生。
また、体内でビタミンB1の働きを高めるのでビタミンB1の多い食品と組み合わせると良い。
加熱すると辛み成分が甘みに変わり、料理の味を深めます。
薬膳では、胃の働きの正常化、気と血の流れをよくし、痰や咳の改善に利用します。
菊花について
食用に栽培された菊花、紫色と黄色が主に流通。
薬膳では、体熱を冷まし、水分代謝を促し、肝機能の正常化、視力向上に利用します。
材料
(4人分)
トレビス 1個(200g)
豚肩ロース 150g
塩 小さじ1/2
酒 大さじ1
米粉 大さじ2
紫玉葱 1/2個(50g)
紫菊花 30g
ひまわり油 大さじ2
塩 小さじ1/2
作り方
1.豚肉は1㎝幅に切ります。塩と酒で下味をつけ、米粉をまぶします。
2.トレビスは根元を少し切り、葉をはがします。
葉を重ね、小口から繊維を断ち切るように5~6㎜幅に切ります。
3.紫玉葱は薄切りにします。
菊花はがくをはずしてばらします。
4.フライパンに油を入れ、下ごしらえした豚肉を入れます。
中火弱に点火し、ほぐしながら火を通します。
5.豚肉がほぐれ、五分通り火が通ったら紫玉葱を入れて軽く炒めます。
6.トレビスを加え、しんなりしたら菊花(仕上げ用に少し残す)を加えます。
水を大さじ1振り、蓋をして軽く蒸し煮にします。
塩で味を調え、混ぜ合わせて火を止めます。
仕上げに菊花を散らして彩りと香りを添えます。
紹介動画
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