ブレゼは、素材にかぶる程度の液体(出汁や水、酒類)を加えて蓋をし、オーブンで蒸し煮にする調理法。
密閉状態で加熱することで、食材のエキス分と出汁やワインが融合し、素材を柔らかくしながら風味を引き出します。
トレビスは火通りが早いので、オーブンではなく直火の弱火でも美味しくできます。
玉葱、セロリ、マッシュルームを加えることで出汁代わりになり、市販のブイヨンなどは不要、使わない方が素材の味が生きます。
温野菜として、あるいは肉や魚料理の付け合わせにもなります。
トレビスとは
地中海沿岸が原産のキク科キクニガナ属チコリの仲間です。
冷涼な気候に向いた作物で旬は冬、11月~3月頃に出回ります。
トレビスはフランス名で、イタリアでは「ラディッキオ・ロッソ」と呼ば、丸く結球したタイプは「キオッジャ」と呼ばれています。
トレビスの特長
軸が白く、葉先が赤紫色、そのコントラストの美しさが特長。
生食でき、独特の苦味があります。
鮮やかな赤紫色が料理の彩になり、ほろ苦さがアクセントになります。
サラダのほか、リゾット、パスタ、炒めて料理の付け合わせにも向いています。
栄養面ではカリウムが比較的多く、ナトリウムの排出を促して血圧の上昇を抑える作用が期待できます。その赤紫色はポリフェノールの一種アントシアニンで、抗酸化作用があり、眼精疲労の回復にも役立ちます。
材料
(4人分)
トレビス 1個(250g)
玉ねぎ 1/4個
セロリ 1本
ニンニク 1片
マッシュルーム 80g
水 1/2カップ
オリーブ油 大さじ2
塩 小さじ1
パセリ 1枝
セロリの葉先 1~2枝
作り方
1.トレビスは根元を離さないように8つのくし形に切ります。
2.玉葱は薄切り、セロリは硬い筋を除いてから薄切りにします。
3.ニンニクは半分にカット、マッシュルームは薄切りにします。
4.鍋に水とオリーブ油を入れ、玉葱、セロリ、ニンニク、マッシュルームを加え、塩を振り中火で軽く炒めます。
野菜がしんなりして香りが立ち始めたら、トレビスを入れます。
料理の付け合わせ例
そのまま温野菜で召し上がっても良いですが、付け合わせにもなるトレビスのブレゼ風。
一例として、真鯛のポワレの付け合わせにしてみました。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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