6月は梅仕事の季節
梅干し、梅酒も仕込みますが、時間が作り出す味わい、時間がかかります。今回はすぐに使える「梅調味料」を紹介します。それは「梅の塩ジャム」。梅を塩で煮るだけです。種を取りだしてピュレにしておくといろいろに使える万能調味料になります。
材料
梅 1㎏塩 50ℊ水 大さじ1
作り方
1.梅を洗って成り口を除き、水気をふきます。
2.鍋に水を薄くる感じで大さじ1くらい入れます。焦げ予防です。
3.塩(自然塩)を梅の重さの5%(梅1㎏なら塩50ℊ)加えて全体にからめ、弱火にかけます。
4.蓋をして煮はじめます。10分くらいしたら蓋を開けて様子を見ます。
5.やや崩れはじめていると思います。すっかり崩れるまであと5~10分煮ます。
6.冷ましてから種を取りだします。取り出した種は消毒したビンに入れておきます。
7.果肉のほうはミキサーにかけるか、裏ごししてピュレにします。
8.これが梅の塩ジャムです。消毒した小ビンに入れて、冷蔵します。保存の目安は2~3か月。
低塩分なので、長く保存したい場合は冷凍します。保存の目安は1年。取り出した梅の種も使います。
梅は、強烈な酸味が特徴です。
酸味は主に有機酸で、若い果実にはリンゴ酸が、成熟するとクエン酸が多くなるそうです。クエン酸は体内でエネルギーを作り出すのに欠かせない成分、全身機能の向上に貢献。酸味と香りが食欲を増進してくれます。そのほか抗菌、殺菌、解毒、抗酸化作用などなど。薬膳では、体内の渇きを潤す、だらだら出る汗を抑える、咳を止める、下痢を止めるなど、梅には、梅雨時の体調改善に役立つ効能がたくさんあります。
作り方動画
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