紫のキャベツと紫タマネギの色素はともにアントシアニン、抗酸化作用があります。色素は水に溶け出すので、電子レンジで加熱。色素が失われず、そっくりキープ されます。梅の紫蘇ビネガーで調味すると、紫色がさらに鮮やかになります。
材料
(3~4人分)紫キャベツ 1/4個(200ℊ)紫タマネギ 中1/2個(65ℊ)塩 小さじ1/2梅の紫蘇ビネガー 大さじ2~3杯
作り方
1.紫キャベツはせん切りにします。紫タマネギは薄切りにします。
2.耐熱容器に、紫キャベツを入れ、蓋をし、600Wの電子レンジで3分加熱します。
3.紫タマネギを2に加え、蓋をしてさらに1~2分加熱します。
4.塩をふって混ぜ、梅の紫蘇ビネガーを入れて混ぜます。温かくても冷やしておいしい。冷蔵庫で2~3日保存できます。
作り方動画
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梅の効用
梅は、強烈な酸味が特徴です。酸味は主に有機酸で、若い果実にはリンゴ酸が、成熟するとクエン酸が多くなるそうです。クエン酸は体内でエネルギーを作り出すのに欠かせない成分、全身機能の向上に貢献。酸味と香りが食欲を増進してくれます。そのほか抗菌、殺菌、解毒、抗酸化作用などなど。薬膳では、体内の渇きを潤す、だらだら出る汗を抑える、咳きを止める、下痢を止めるなど、梅には、梅雨時の体調改善に役立つ効能がたくさんあります。
最古の調味料
梅の原産地は中国、紀元前から酸味料として用いられ、塩とともに最古の調味料とされています。日本に渡来したのは奈良時代以前とされていますが、梅の薬効が知られ、一般に普及したのは江戸時代になってから。
生の梅には毒性が
生の未熟な梅には毒(青酸配糖体でアミグダリン、プルナシン)が含まれていますが、アルコールや塩分に漬け、天日に干すことで酵素が失活し、毒性はほぼなくなるそうです。
本日の薬膳料理はいかがでしょうか?
今後も家庭でできる簡単レシピなどを紹介していきます。
ご家庭でもぜひお試しください!