イタリア、リグーリア州ジェノヴァの伝統的なバジリコのソース。
夏が旬の新鮮なバジリコで、手作りすると風味豊かなソースができます。
気と血を巡らせ、集中力を高める効果が期待できます。
バジリコについて
インド、アフリカが原産のシソ科のハーブ。
イタリアではバジリコ、フランスではバジルと呼びます。
香り成分には鎮静作用、気力、集中力を高める作用があります。
薬膳では、疏風(風邪を治す)、行気(気を巡らせる)、健胃(胃腸を健全にする)、化湿(余分な水分を除く)、活血(血行促進)、解毒などに利用します。
パセリについて
ヨーロッパ中南部からアフリカ北岸が原産のハーブ。
β-カロテン、ビタミンC、鉄、香り成分には整腸作用、消化促進、消臭作用があります。
薬膳では、活血(血行促進)、消食(消化促進)、降気(げっぷ、喘息、嘔吐の改善)、補血(血の滋養)に利用されます。
松の実について
松の木の種子。不飽和脂肪酸のリノール酸、ビタミンE、鉄が豊富。
コレステロールを減らして動脈硬化を防ぎ、血行促進、美肌効果、貧血予防に役立ちます。
薬膳では、潤肺(肺を潤す)、止咳(咳を止める)、潤腸(便秘改善)、補腎(腎機能の正常化)、沢膚(肌を整える)、養血(血を養う)に利用します。
パルミジャーノ・レッジャーノについて
イタリア北部の伝統的なハードチーズ。
最低1年以上熟成後に出荷されます。
旨味が濃厚で、脂肪分が少ないのが特長。
そのまま食べるほか、すりおろして調味料的な使い方もされます。
薬膳では、肺を潤して肺の機能を正常にし、肌の乾燥、体力をつけ、便秘予防に利用します。
材料
(作りやすい単位)
バジリコ 80g
パセリの葉先 20g
松の実 30g
EVオリーブ油 120ml
塩 小さじ1
パルミジャーノ
・レッジャーノ 35g
作り方
1.バジリコは洗って水けをよくきり、太い茎を除いておきます。
2.フードカッターに松の実を加えて粗く粉砕します。
3.バジリコを1/3くらい入れて粉砕し、残りのバジリコとEVオリーブ油を加えてピュレ状に粉砕します。最後にパルミジャーノを加えて混ぜます。
チーズを最初から入れると、だまになり均等に混ざりにくくなるので最後に入れます。
瓶などに小分けし、冷蔵または冷凍します。
保存の目安は冷蔵で約1週間、冷凍で2~3か月。
紹介動画
以下のサムネイル(画像)をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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