辛味の主役は青唐辛子。
おなじみの赤唐辛子を未熟なうちに収穫したもの。
独特の香りとシャープな辛みが特徴で、慣れると病みつきになります。
具は、鶏肉と緑ナス、ズッキーニ、甘長唐辛子、ココナッツミルクで煮ます。
普通のナスを使う場合は皮をむいた方がカレーの色がきれいに仕上がります。
青唐辛子の辛み成分とココナッツには脂肪の代謝を促す働きがあり、加えてココナッツには脂肪が蓄積しにくい中鎖脂肪酸が豊富、体脂肪が気になる方におすすめです。
鶏肉について
よいタンパク質源であり、薬膳では、補気、温中、益精、塡髄(腎の精を滋養する)など薬効があるとしている。
青唐辛子について
唐辛子の未熟果、成熟すると赤くなる。
辛み成分のカプサイシンには脂肪代謝促進、血行促進、免疫機能強化などの作用がある。
薬膳では、温中、散寒、消食、開胃、化湿などの薬効があるとしている。
ココナッツミルクについて
ココナッツミルクは、白い脂肪層を粉にし、水で溶かし、絞ったたもの。
ココナッツには多くの脂肪酸が含まれ、中でも中鎖脂肪酸は即効性のエネルギー源となり、脂肪が蓄積しにくいのでダイエットによい。
薬膳では解暑、止渇、強心、補気、健脾、祛湿、祛風、強筋骨など多くの薬効があるとしている。
ナンプラーについて
雑魚を塩漬発酵させた上澄み液、タイ料理に使われる魚醬の一種。
塩味と魚の旨味が凝縮されていて、タイ料理特有の味作りに欠かせない。
ベトナムのニョクマム、秋田県のしょっつる、石川県のいしる(魚汁)なども魚醬の仲間。
ナンプラーの代わりになる。
レモングラスについて
乾燥品。ハーブの1種で、酸味を含んだ爽やかな香りを持ち、ハーブティーの材料にもされる。
多彩な香味成分には、抗酸化、抗炎症、抗感染症、肝機能強化、鎮静作用などがある。
薬膳では、祛風、通絡、温中、止痛などの薬効があるとしている。
バイ・マックルーについて
乾燥品。こぶみかんの葉で、英名はカフィアライム、乾燥品がライムリーフの名で市販されている。
柑橘系の爽やかな香りを持ち、東南アジアで古くから料理に使われてきたハーブ。
カレーのほか、スープ、サラダ、揚げ物など幅広く利用されている。
フレッシュな葉を使うときは真ん中の筋を除き、細切りにして使う。
材料
(4人分) 鶏モモ肉と胸肉 各1枚(約500g) 塩 小さじ1 ココナッツミルク 400g ナンプラー 大さじ1 水 200ml レモングラス(ドライ) 1g ライムリーフ(ドライ) 1g 緑ナス 1個 ズッキーニ 1本 甘長唐辛子 4本 香菜(シャンツァイ)の葉 適宜 【グリーンカレーペースト】 (作りやすい単位) 青唐辛子 10本 甘長唐辛子 4本 ※又は、しし唐 10本 玉葱 中1/4個 ニンニク 小1片 香菜の根本と茎 5株分 クミンパウダー 小さじ1/3 コリアンダー パウダー 小さじ1/3
作り方
1.カレーペーストを作ります。
玉葱とニンニクは薄切りにして容器に入れます。
香菜はザク切り、甘長唐辛子と青唐辛子はヘタを除き、小口切りにして順次容器に入れます。
ハンドブレンダーで粉砕してペースト状にし、クミン、コリアンダーを混ぜます。
2.鶏のもも肉と胸肉を3㎝角くらいに切り、塩をで下味をつけます。
3.ナス、ズッキーニ、甘長唐辛子はそれぞれヘタを除き、2~3㎝幅の輪切りにします。
4.レモングラスとライムリーフをお茶パックに入れます。
こうすると後で取り出しやすい。
5.鍋にココナッツミルクを入れて中火点火します。
カレーペースト大さじ1と1/2くらい入れて煮溶かします。
ナンプラーを加えて1~2分煮ます。鶏肉を加えて煮ます。
水を100㎖加え、肉に八分火が通るまで約10分煮ます。
6.野菜を加え、蓋をずらしてかけ、6~8分煮ます。
塩とカレーペーストで味をを調整し、野菜に火が通り、味がなじめばできあがり。
お茶パックを取り除き、器に盛り、香菜を散らします。
ご飯を添えて、カレーをかけます。
紹介動画
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