炒めた玉ねぎの甘味、豚肉の旨味を含み、キャベツの風味が増します。
キャベツと豚肉が腎機能を補い、玉ねぎが豚肉のビタミンB1を活性化し、疲労回復にも役立ちます。
キャベツ
冬キャベツは身が締まり、甘みがある。緑の濃い外側の葉や芯にはβ₋カロテン、ビタミンCが多いので利用したい。
薬膳では、健脾(胃腸の健全化)、利五臓(内臓の正常化)、化湿(脾胃に停滞した余分な水分を除く)、補腎(腎の正常化)、強筋骨(筋骨を丈夫に)などの効用があるとしている。
豚ロース肉
よいタンパク質源となり、糖質代謝を円滑にするビタミンB1が多い。
薬膳では、滋陰(体液を潤す)、補気(気を補う)、補腎(腎を養う)の効用があるとしている。
玉ねぎ
辛み成分のアリシンには血液をサラサラにし、血栓、動脈硬化を防ぐ作用がある。ビタミンB1の吸収利用を高める作用もあり、糖代謝を円滑にし、疲労回復に役立つ。アリシンは水に溶け、加熱に弱いが、刻んだあと15分ほど空気にさらすと加熱しても効力が生きる。
薬膳では、和胃(食欲増進)、化痰(痰の排出)、理気(気の巡りをよくする)、活血(血行促進)、降逆(げっぷの改善)などの効用があるとしている。
材料
(4~6人分)
キャベツの外葉 6枚
豚ロース肉の薄切り 6枚
玉ねぎ 1個(150g)
(薄く切り15分放置)
味噌 40g+水大さじ1
生姜のすりおろし 5g
ひまわり油 大さじ1
(オレインリッチ)
作り方
1.キャベツは湯に入れてしんなりさせ、湯をきります。
2.キャベツの太い茎を薄くそぎ、浅く切り目を入れて巻きやすいようにします。
3.味噌を水でのばし、生姜をするおろして混ぜます。
4.キャベツ1枚に豚肉を1枚重ね、肉に生姜味噌を薄く塗ります。手前、左右と重ねて巻きます。残りも同じ要領で巻きます。
5.フライパンに油と水大さじ1を入れて中火に点火し、玉ねぎを炒めます。しんなりしたら巻いたキャベツを入れ、蓋をして10分煮ます。キャベツを柔らかくしたい場合はさらに5~10分煮るとよいでしょう。
粗熱をさまし、食べやすいように3~4つに切り分けて器に盛ります。
紹介動画
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