今日は青梅のカリカリ漬けのレシピを紹介します。
青梅の爽やかな香りと酸味、そしてカリカリとした歯ごたえが楽しめる一品です。
食欲増進や疲労回復にも役立つので、ぜひ試してみてください。
卵の殻がカリカリの秘訣
卵の殻を使うことで、青梅の果肉がカリカリに仕上がります。これは、卵の殻の主成分である炭酸カルシウムが青梅のペクチンと結合して、果肉の軟化を防ぐためです。カリカリの食感を楽しみたい方には欠かせないポイントです。
青梅の注意点
青梅にはアミグダリン(青酸配糖体)が含まれており、これ自体には毒性がありませんが、摂取量が多いと中毒症状を引き起こす可能性があります。しかし、塩や砂糖、酒に漬ける、あるいは加熱することでアミグダリンは分解され、ほとんど消失します。青梅は加工することで安全に楽しむことができますが、種子(仁)はアミグダリンの濃度が高いので食べないようにしましょう。
青梅の効用
梅にはクエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸が多く含まれており、食欲増進や疲労回復に役立ちます。また、薬膳では、生津(体液を潤し、渇きを癒す)、止咳(咳止め)、化痰(痰を溶かして排出)、止瀉(下痢止め)などの効用があるとされています。
材料
青梅(実固い) 1kg
塩 100g
ゆで卵の殻 2個分
ホワイトリカー 適宜
作り方
1.卵の殻を準備する
- 卵の殻の内部の薄い膜を丁寧に除き、粗く砕きます。
- 砕いた殻を器に広げて天日で干し、しっかり乾いたら2等分し、それぞれをお茶袋に入れます。
2.青梅の準備
- 青梅を洗い、ざるで水切りしながら半日乾かし、成り口を除きます。
3.青梅をホワイトリカーでまぶす
- ボウルに青梅を移し、ホワイトリカーを少量まんべんなくまぶします。
4.塩をふりかける
- 青梅に塩をふりかけてまぶし、ホワイトリカーで消毒した漬物容器に入れます。
- 卵の殻を入れたお茶袋を青梅の間に入れ、容器の蓋をしてネジで抑えて重石代わりにします。
5.漬ける
- 常温で2週間漬けます。
6.保存する
- 水が上がった2週間後、漬物容器から出し、ホワイトリカーで消毒したビンに移します。
- 蓋をして冷蔵庫で保存します。温度の高い場所に置くと果肉が柔らかくなる場合があるので注意しましょう。保存の目安は1年ですが、カリカリ食感がキープできるのは6か月くらいです。
食べ方のヒント
ナイフで種の周りにぐるりと切り込みを入れて割り、スプーンなどで種をくりぬいて果肉だけにすると食べやすいです。漬けたては塩分が強く感じられるかもしれませんが、時間がたつと塩味が馴染んでくるので、じっくり楽しんでください。また、輪切りにした生のシロウリやキュウリに添えて、おつまみにするのもおすすめです。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。
青梅のカリカリ漬けは、食欲増進と疲労回復に最適な一品。卵の殻を使うことで果肉をカリカリに仕上げ、青梅のアミグダリンも安全に分解。薬膳の効用もあり、爽やかな酸味と歯ごたえが楽しめる魅力的なレシピです。ぜひ、お試しください!
最後までブログをお読みいただき、ありがとうございます。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!