すし酢の代わりに塩レモンの漬け汁を使い、爽やかでさっぱりしたすし飯!具は、菜花の昆布締めと焼いた海老、春らしい彩に!
材料
(4~6人分)
【すし飯】
米2合/水2合/昆布 5㎝
塩レモンの漬け汁 大さじ4
(ご飯の約1割)
塩レモン(刻み) 大さじ2
【菜花の昆布締め】
菜花 1パック(約200g)
昆布(幅広20cm長さ) 2枚
海老 中6~8尾
(冷凍を解凍したもの)
作り方
1.菜花は硬い茎を除き、緑色が鮮やかになり、歯ごたえがシャキッとなるようにさっとゆで、ザルで湯を切り、冷蔵庫に入れて早く熱を冷まします。こうすると水っぽくなりません。

2.昆布を濡れぶきんでふいてしんなりさせ、菜花を挟み、冷蔵庫で半日から一晩締めます。

3.海老は洗って水けをふき、殻ごと背開きにし、ワタを除きます。油を薄く引いたフライパンを中火で熱し、海老の殻を下にして焼きます。身がプリッとしたら取り出し、殻を除き、身を半分に離します。
4.米を洗い、水けをきり、釜に入れ、同量の水と昆布を加えて普通に炊きます。

5.米が焚き上がったら、飯台またはボウルに移し、塩レモンの漬け汁を加え、ヘラでさっくり切るように混ぜます。

6.昆布で締めた菜花を2㎝長さに切り、すし飯に加えてさっくり混ぜ、海老をのせ、刻んだ塩レモンを散らします。
菜花について

なばなは、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、食物繊維、カリウム、カルシウムを多く含む。
β-カロテンは体内で必要な量だけビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の保護、活性酸素を除去するなどの働きがあり、免疫力を高め、風邪やがん予防などに効果があるとされる。髪の健康維持や、視力維持、喉や肺など呼吸器系統を守る働きもあるといわれる。
ビタミンCは、抗酸化作用により、老化、がんの予防に貢献。たんぱく質の3割を占めるコラーゲンの生成に関与し、血管や筋肉を丈夫にし、皮膚、骨、粘膜の形成を担っている。
ビタミンKは、血液凝固促進作用、骨の形成に関与している。
葉酸はアミノ酸やたんぱく質の代謝、メチオニンの生成に関与、特に胎児には常陽なビタミン。
食物繊維は、消化管や腸の働きを促進し、不要な成分の排出し、腸内環境を整える。
カリウムは余分な塩分を排出。カルシウムは骨の形成、精神安定に関与。
和種なばな(ゆで)/β-カロテン(2400mcg)、ビタミンC(44mg)、ビタミンK(250mcg)、葉酸(190mcg)、食物繊維総量(4.3g)、カリウム(170mg)、カルシウム(140mg)
洋種なばな(ゆで)/β-カロテン(2700mcg)、ビタミンC(55mg)、ビタミンK(270mcg)、葉酸(240mcg)、食物繊維総量(4.1g)、カリウム(210mg)、カルシウム(95mg)、
また、
アブラナ科の植物の辛み成分である「イソチオシアネート」を含み、異常細胞の増殖を抑え、ガンや血栓予防につながる。苦み成分の「ケンフェロール」は、体内のエネルギー燃焼の働きを高め、脂肪の燃焼を助ける。また、臓器の働きを活発にして免疫力を高めるので、風邪や病気の予防につながる。
中医学では、解毒、消腫(浮腫み改善)、活血(血液の働き、循環を改善)、化瘀(血の滞りを改善)などの働きがあるとしている。
作り方動画

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今後も家庭でできる簡単レシピなどを紹介していきます。
ご家庭でもぜひお試しください!