ドクダミの特有のにおいに抗菌・抗カビ作用があります。生葉をもんで当てると、切り傷の血止め、水虫にも効くそうです。チンキは、生薬やハーブの成分をアルコールに漬けて、有効成分を浸出させたものです。アルコールには、水に溶けない脂溶性の成分も溶け出すので、有効成分が効率よく利用できます。
作り方
1.ドクダミは摘みたての新鮮なうちに洗って、水きりし、水けをふきます。花にも薬効あるので一緒に使います。葉と花を茎から摘み、茎は3cmくらいに切ります。
2.アロエをドクダミの2~3割プラスします。洗って水けをふき、2㎝長さに切ります。アロエは、やけどの回復を早めるので、鉢植えにして育てています。 虫刺され、湿疹にも効きます。
3.清潔なビンに、ドクダミとアロエを八分目まで詰めます。
アルコール度数35度のホワイトリカー(ウオッカでもよい)をドクダミが隠れるまで注ぎます。蓋をして直射日光の当たらない場所で1~2か月おいて成分を浸出させます。
4.1~2か月後の浸出液、チンキの出来上がり。
5.ドクダミとアロエを取り出して、こします。コーヒー用のペーパーフィルターを使うと便利です。
6.こした液は清潔なビンに入れて冷暗所で保管。保存は1年くらい。
7.使うときは、スプレーボトルに詰め替えます。虫除けには大きめのスプレー、
携帯用には小さなスプレーに。
ドクダミ
繁殖力が強くて、独特のにおいから嫌われがちですが、日本では、民間薬として古くから利用されてきました。いろいろなことに効くことから「十薬 じゅうやく」とも呼ばれ、薬膳では「魚醒草 ぎょせいそう」と呼ばれています。
得られる効用
清熱、解毒、皮膚の化膿症、利水などに使われます。葉、茎、花、根、全草すべてに薬効があります。
作り方動画
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