今回は、胃に優しく、精力を養う効果が期待できる「真鯛のワイン蒸し煮」のレシピをご紹介します。
真鯛
クセがなく上品な旨味のある白身魚。
旨味成分のイノシン酸には代謝機能促進作用があり、動脈硬化を防ぐタウリンを含む。
薬膳では、健脾(消化機能の健全化)、補腎・益精(腎機能を補い、精力をつける)、利水(水分代謝促進)などの効用があるとしている。
ズッキーニ
爽やかな香りと歯ごたえが食をそそる。
余分な塩分排出に役立つカリウム、β‐カロテン、ビタミンCなどを適度に含む。
薬膳では、潤肺(肺を潤し、咳、肌の乾燥を防ぐ)、生津(体液を潤す)、清熱(余分な体熱、炎症を鎮める)、通淋(小便の出を促す)などの効用があるとしている。
モロッコインゲン
扁平なサヤインゲン、固い筋がなくて食べやすい。
抗酸化作用のあるβ‐カロテン、疲労回復に役立つアスパラギン酸が多い。
薬膳では、補中(内臓を補う)、益気(気力を養う)、祛湿(水分代謝促進)などの効用があるとしている。
材料
(2人分)
真鯛 2切れ(160g)
塩 2g
米粉 適宜
玉葱 50g
塩 2g
モロッコインゲン 70g
ズッキーニ 100g
オリーブ油 大さじ1
タイム 4~5枝
白ワイン 100g
コショウ 少々
作り方
1.真鯛は洗って水けをきり、塩を振り、15分おく。
2.玉葱は薄切りにする。インゲンは成り口を除き、斜め2~3つに切る。ズッキーニは縦半分に切り、小口から4~5mm厚さに切る。
3.フライパンにオリーブ油、水大さじ2、玉葱入れて塩を振り、中火弱で炒める。
4.玉葱がややしんなりしたら、真鯛に米粉を薄くをまぶして入れる。タイムを散らし、白ワインを回し入れ、蓋をして中火弱で約5分蒸し煮する。
5.周りにインゲンとズッキーニを入れ、真鯛を裏返す。蓋をし、野菜の色が冴え、歯ごたえが残る程度に3~4分蒸し煮する。蓋を外して火を止め、コショウを軽くふる。
6.器に、真鯛を盛り、野菜を添える。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。
真鯛を米粉でまぶし、白ワインで蒸し煮にすることで、上品な味わいになります。さらに、モロッコインゲンやズッキーニと一緒に蒸し煮にして、野菜もたっぷりとれるので、体に優しく栄養満点な一品となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!