冬のブリは脂がのって美味。
脂には血栓、動脈硬化を予防するIPA 、DHAが豊富。
塩焼きにして、軽く煮た大根と重ね、柚子ドレッシングをかけました。
ブリの香ばしい旨味と、大根のジューシーでやさしい味のコントラスト、柚子の香りを味わう、新・ブリ大根です。
紫キャベツとニンジンを付け合わせて、抗酸化作用による視力改善、免疫力の向上の効用をさらに追加します。
ブリ(鰤)について
冬に脂がのって旨味を増すブリ。
脂に含まれる脂肪酸のIPA、 DHAは血液の流れをスムーズにして血栓、動脈硬化を予防する効果があります。
さらにDHAには脳細胞を活性化して痴呆を抑制する効果も。
うまみ成分のタウリンは高血圧予防、肝機能向上役立つ。
ビタミンA 、D、 Eも多く、ビタミンEは酸化しやすい脂肪酸の酸化を防ぐ効果も。
薬膳では、補気、補血、滋陰(体に必要な水液を補い潤す)、健脾(消化機能の健全化)に利用します。
大根について
栄養素は少ないが、生食すれば酵素類(アミラーゼ、オキシダーゼなど)が働き、消化や解毒の助けになります。
加熱すると辛みが消えて甘みが増して食べやすくなります。
薬膳では、消化機能の健全化、水分代謝、気の流れの正常化に利用します。
紫キャベツについて
紫色素のアントシアニンは強い抗酸化力があり、辛味成分のイソチオシアネートには抗菌、抗血栓作用があります。
ビタミンCは芯に多く、電子レンジ加熱での損失は少ない。
薬膳では、消化機能の健全化、水分代謝、腎機能を補う、筋力の衰え、気・血の流れをよくするのに利用します。
ニンジンについて
抗酸化作用の強いβ-カロテンが豊富、肝機能強化、視力向上に役立つ。
薬膳では、消化機能の健全化、滋陰(体に必要な水液を補い潤す)、補血、視力向上に利用します。
材料
(4人分)
ブリの切り身(1.5㎝厚さ)
腹身と背身 各4切れ
塩 小さじ1
みりん 大さじ1
だし昆布 5㎝
薄口醤油 大さじ1
大根の輪月切り 12切れ
(厚さ5~6㎜)
【柚ドレッシング】
柚 小1個
塩 小さじ1
EVオリーブ油 大さじ3
【付け合わせ】
紫キャベツの塩あえ 100g
ニンジンの塩あえ 60g
作り方
1.ブリは塩を振り、冷蔵庫で1時間以上おきます。
2.オーブンペーパーを敷いた天板に、ブリを並べ、つや出し用にみりんを薄く塗ります。
3.予熱した250℃のオーブンで15~20分焼きます。
4.ブリを焼く間に大根を煮ます。
鍋に大根を入れ、水をかぶるまで注ぎ、昆布を入れて中火にかけます。
沸いたら弱火にして10分煮ます。
昆布を除き、薄口醤油を加えて、さらに4~5分煮て味を含ませます。
5.柚子ドレッシングを作ります。
柚の皮を薄くむいてせん切りにします。
これをボウルに入れ、塩、柚子の搾り汁を加えて混ぜ、オリーブ油を少しずつ入れてよく混ぜます。
6.焼き上がったブリと大根を重ねて盛り、紫キャベツとニンジンを添え、柚ドレッシングをかけます。
※ 紫キャベツはせん切りにし、500Wの電子レンジで3分加熱し、塩1gであえます。
ニンジンはせん切りにし、塩0.5gであえます。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
本日のご紹介はいかがでしたでしょうか?
この他にも家庭でできる簡単レシピなど紹介しています。
ご家庭でもぜひお試しください!