紅花は、湯に浸すと橙色と独特の香りが出てきます。
ちょうどサフランに似ているので、リゾットの風味づけに利用しました。
米を洗わず、炒めて表面を油でコーティングし、だしで煮ていきます。
コーティングすることで米から粘り気が出ず、アルデンテに仕上がります。
だしは鶏手羽先でとり、さっぱり上品な味わいになります。
既成のだしの素は、個性が強いので避けたいところです。
紅花について
エジプト原産キク科の二年草、開花初期の黄色管状花を乾燥したものが生薬とされます。
黄から赤に変化したものを摘み、口紅、染料、食品の着色にされます。
また、その種子から搾った油はサフラワー油として食用、石鹸などに使われています。
薬膳では、活血化瘀(血行促進)、瘀血による痛みの改善、月経異常や腹部のしこり改善に利用します。
パルミジャーノ・レッジャーノについて
北イタリアで作られる、最低1年以上自然熟成したハードタイプのチーズ。
旨味が濃く、脂肪分が少ないのが特徴。
そのまま食べるほか、料理にコクを出す調味料感覚でも利用されます。
薬膳では、肺を正常化して咳止め、口や肌の乾燥、便秘の改善に利用します。
鶏手羽先について
骨を含み旨味のある部位、短時間でよいだしがとれます。
30分煮だしても肉に旨味が残るので、だしをとった後も利用できます。
薬膳では、気を補い、体を温め、精力をつけるのに利用します。
材料
(4人分) 米 2合(300g) 玉葱 1/2個分 紅花 4g 湯 大さじ3~4 オリーブ油 大さじ3 塩 小さじ1 【鶏だし(2カップ分)】 鶏手羽先 300g ブロッコリーの茎 1株分 玉葱のスライス 1/2個 水 1l パルミジャーノ・レッジャーノ (すりおろした ) 大さじ4~5
作り方
1.紅花は分量の湯に浸しておきます。
2.鍋にオリーブ油を入れ、玉葱を加え、中火で炒めます。
3.玉葱がしんなりして香りが出てきたら、米を洗わずに入れ、炒めます。
4.米の表面に油が回りコーティングされたら、湯に浸した紅花を湯ごと加えます。
鶏だし約100㎖を入れ、かき混ぜながら加熱します。
水分がなくなりかけたら、鶏だしを適宜加えながら炒め、途中で塩で調味し、合計で15~20分加熱します。
※鶏だしは、鶏手羽先を水、野菜くずとともに、中火で約30分煮だしたもの。
5.米の芯がわずかに残るアルデンテの歯ごたえに仕上げます。
塩少々で味を調え、おろしたパルミジャーノチーズを混ぜ、器に盛ります。
だしをとった鶏手羽先は、骨を除き、適当に裂き、塩とコショウ各少々で調味し、リゾットに添えます。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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