干し湯葉をだしで煮てミニトマトを加え、塩柚を添えます。大豆由来のタンパク質がとれ、トマトの酸味と柚の香りが食欲をそそります。大豆タンパク質はコレステロール値を下げ、更年期障害を予防する働きがあります。トマトのリコペンとβ‐カロテンがアンチエイジングに役立ちます。
干し湯葉について
豆乳を煮て表面に張った膜をすくいあげたものが湯葉、これを干したもの。大豆由来のタンパク質と有効成分が凝縮している。大豆タンパク質の約5割を占めるグリシンにはコレステロール値を下げ、血圧を正常にする作用がある。更年期障害を予防、改善するイソフラボンも多い。薬膳では、益胃(胃の機能を正常化)、清肺(肺を正常化)、化痰(痰を溶かす)、止咳(咳止め)、止汗(汗を止める)などの効用があるとしている。
ミニトマトについて
β-カロテン、リコペン、ビタミンCなどの栄養成分は普通のトマトより多く、旨味も濃い。リコペンの抗酸化力はβ-カロテンより強く、β-カロテン、ビタミンCとの相互作用で抗動脈硬化、抗老化などの効用が高まる。薬膳では、生津(体液を潤す)、平肝(肝機能の正常化)、健脾(胃腸の健全化)、消食(消化の促進)などの作用があるとしている。
塩柚について
青柚の種を除いて粉砕し、10%の塩を混ぜたもの。柚の香り成分が気の巡りをよくし、消化をよくする。
材料
(4人分)
干し湯葉 20g
ミニトマト 100g
酒 大さじ1
みりん 小さじ2
薄口醤油 大さじ1
塩柚 小さじ4
【だし】
削りガツオ 15g
昆布 10cm
熱湯 500ml
作り方
1.まず、だしをとります。急須に削りガツオと昆布を入れ、沸かした熱湯を注ぎ、少し濃いめにとりたいので2分おいて汲み出します。
2.湯葉はざるに広げ、水をかけて4~5分おいて湿らせます。
3.ミニトマトは皮を湯むきします。ヘタをくり抜くか、皮に切り目を入れ、熱湯に入れて1分おき、冷水に取り、皮を除きます。
4.鍋にだし300㎖を入れ、湿らせた湯葉を加え、中火弱から弱火で柔らかくなるまで約10分煮ます。酒、みりん、薄口醤油で調味し、さらに弱火で5分煮て味を含ませ、トマトを入れて火を止めます。
5.器に盛り、塩柚を1人小さじ1ずつ天盛りします。
紹介動画
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