牛肉は美味しいタンパク源、気と血を養い、健脾(消化機能を健全に)作用があります。体内に滞った水分代謝を正常にするきょ湿作用のあるさやいんげんと合わせて炒め物にしました。蒸し暑い梅雨時に低下しがちな胃腸と水分代謝を整えるのに役立ちます。
材料
(4人分)
牛肉の切り落とし 200g
さやいんげん(筋なし) 150g
玉葱の薄切り 1/2個分(約100g)
ひまわり油(オレインリッチタイプ) 大さじ1
水 大さじ1
塩 小さじ1/2
甜面醤 小さじ1
タイム(フレッシュ) 3~4枝
作り方
1.さやいんげんは両端を切り落とし、熱湯で1~2分ゆで、湯をきります。
2.牛肉は塩とコショウ、甜面醤で下味をつけます。
3.フライパンに水と油を入れ、中火弱に点火し、すぐに牛肉を入れてほぐしながら炒めます。低温で炒めると肉が塊りにならず離れやすくなります。肉がほぐれたら玉葱をを加えて炒めます。
4.ゆでたさやいんげんを約3㎝に切ります。
5.牛肉にほぼ火が通ったところに、さやいんげんを加え、火をやや強めて汁気を飛ばしながら炒め、色よく歯ごたえよく炒めあげ、タイムを散らします。
作り方動画
梅雨時の養生
梅雨は穀物や野菜の成長にはありがたいのですが、高温多湿が続くと不快度が増します。
湿気は脾胃(消化機能)の働きを低下させ、栄養と水分の循環が悪くなります。
梅雨時に体が浮腫みやすいのはこのためです。
予防と改善には、健脾(胃腸の健全化)ときょ湿(体内の余分な水分を除き、代謝を正常化)を心がけます。
そうした作用のある食材を使い、梅雨時の養生におすすめしたい料理です。
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