これから寒くて乾燥する季節、体調を崩さず元気に過ごしたいですよね。 特に、乾燥した空気は肺に負担がかかり、咳や肌の乾燥を気にしやすくなります。肺を潤す食材をたっぷり使った、爽やかでヘルシーな一品です。
キクラゲ
春から秋にかけて広葉樹の倒木や枯れ木に発生するが、現在は栽培物が主流。
食感がクラゲに似ているのが名の由来とされる。
β‐グルカンが免疫力を高め、エルゴステリンがLDLコレステロールを低下、食物繊維が腸内環境を整える。乾燥品はビタミンDが多くなる。
薬膳では、補気(気力を高める)、養血(血を補う)、潤肺止咳(肺を潤し、咳、皮膚の乾燥を防ぐ)、止血などの効用があるとしている。
梨
あっさりした甘味と、みずみずしくジョリジョリした食感が持ち味。
薬膳では、潤肺止咳(肺を潤し、咳を予防)、潤膚(肌を潤す)、生津(体液を潤す)、清熱(余分な体熱江尾、炎症を鎮める)、化痰(痰を溶かして排出)、解酒(酒酔いの改善)などの効用があるとしている。
緑豆もやし
緑豆の幼芽。疲労回復に役立つアスパラギン酸が多い。
薬膳では、清熱(余分な体熱、炎症を鎮める)、止渇(渇きをいやす)、利尿(水分代謝促進)、解毒(酒酔いの改善)、などの効用があるとしている。
白菜
水分が多く、栄養素は少ないが、一度に食べられる量が多いので食物繊維のよい給源になる。
辛み成分には抗血栓作用がある。
薬膳では、清熱(余分な体熱と炎症を鎮める)、徐煩(精神鎮静)、健脾(消化機能の健全化)、利水(水分代謝促進)、通便(便秘改善)などの効用があるとしている。
材料
キクラゲ(乾燥品) 12g(戻すと約85g)
梨 1個(正味150g)
緑豆もやし 1パック(200g)
白菜 小2枚(正味150g)
塩 2g
塩レモン 50g
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1~2
作り方
1.キクラゲを戻す
キクラゲをボウルに入れ、熱湯をかぶるまで注ぎ15~20分かけて、水けをそのまま細切りにします。
2.もやしを茹でる
沸かした湯やしを入れ、15秒茹でてざるにあげ、湯をしっかり入れても冷まします。
3.梨を切る
梨は皮をむいて4つに切り、芯を除いて細切りにします。
4.白菜を細切りにします
白菜は4cmの長さに切り、繊維に沿って細切りします。
5.野菜と梨を合わせて
ボウルに、もやし、キクラゲ、梨を入れます。白菜に塩を振って絡め、ボウルに加えます。
6.塩レモンとオリーブオイルで味付け
塩レモンを薄切りにして、全体をよく混ぜます。最後にオリーブオイルを振りかけて軽くあえたら完成です。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。
このサラダは、キクラゲや梨を主役に、シャキシャキしたもやしと白菜を加えてボリュームをアップ。塩レモンとオリーブオイルでさっぱりと仕上げます。さっと作られて、味も栄養も満点!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!