カラカラに干した身欠きニシン(本乾)をぬか水でもどし、塩水と実山椒で10日ほど漬けます。
山椒の香りと辛みの効いた、独特の風味に変身します。
会津地方の郷土料理を時短で作れるようにアレンジしてみました。
冷蔵で2週間保存できます。
ニシン(鰊)について
ニシンは青魚の仲間。
よいタンパク質源であるとともに抗血栓、抗動脈硬化のあるオメガ脂肪酸や、肝の解毒機能を高めるタウリンなどを含みます。
薬膳では、体を温め、気・血を補い、血行をよくするのに利用します。
実山椒について
山椒は、独特の香りや辛味が料理にアクセントを添えてくれます。
カリウム、カルシウム、β-カロテン、鉄などが豊富ですが、使用量が少ないので、栄養素は期待しない方がよい。
薬膳では、体を温め、冷えによる腹痛、歯痛に利用します。
材料
(作りやすい単位)
身欠きニシン(本乾) 8本
ぬか 1カップ
【下漬け】
塩 60g
水 1l
実山椒 適宜
【仕上げ漬け】
塩 30g
水 1l
酢 100ml
実山椒 適宜
作り方
1.身欠きニシンを蓋つきバットに入れます。
水1ℓにぬかを溶かし、バットのニシンにかけて浸します。
暖房の効かない寒い場所で一晩おいてもどします。
2.ニシンが柔らかくもどったら、水で洗います。
ニシンのエラぶた、尾の先、骨の硬い腹身を少し切り落とします。
3.洗ったバットにニシンを入れ、塩を溶かした水1ℓをそそぎ、実山椒を散らします。
蓋をしめ、寒い場所で10日ほど漬けます。
4.少し発酵して塩味がなじんでいます。
ニシンを別の容器に移し、新しく作った3%の塩水を入れ、酢を加え、新しく実山椒少々を加え、さらに3~4日漬けるとニシンの皮と小骨が柔らくなります。
食べやすいサイズに切り分けて器に盛ります。
保存の目安は、冷蔵で2週間。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
本日のご紹介はいかがでしたでしょうか?
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