草餅を作って草色と香りを楽しむ!蓬は冷え性、関節痛、老化、月経痛、月経不順、腫物、疥癬などの改善効果あり!
材料
(8個分)
生の蓬 50g
重曹 小さじ1/2
白玉粉 80g
上新粉 70g
砂糖 大さじ1
ぬるま湯 130ml
粒あん 200g
(砂糖控えめ)
きな粉 適宜
作り方
1.沸かした湯に重曹を加え、蓬を入れて中火で2~3分ゆで、冷水に20分さらしてあく抜きします。水けを絞り、細かく刻み、すり鉢に入れます。
2.ボウルに、上新粉、白玉粉、砂糖を入れて混ぜ、ぬるま湯を加えます。よくこね合わせて耳たぶくらいの固さにします。
3.蒸気の立った蒸し器に、2の生地を4~5つに分けて並べ入れ、蓋をして中火で約20分蒸します。
4.粒あんを8等分し丸めておきます。
5.すり鉢で蓬をすりつぶし、蒸した生地を加えて突き混ぜ、蓬を均等に混ぜこみます。生地を八等分します。この時、砂糖水をつけると生地がベトつかず扱いやすくなります。砂糖水は水に対して半量の砂糖を混ぜて作ります。
6.蓬の生地を薄い円形にのばし、あんをのせて包みます。きな粉をまぶして器に並べます。きな粉をまぶすと香ばしい風味がプラスされ、手にベトつきません。
蓬(よもぎ)について
蓬は野草ですが、いろいろな薬効が知られ、古来から利用されてきました。
中医学では、散寒、温径、止血、化湿、補血、健胃などの薬効から冷え性、関節痛、老化、月経痛、月経不順、腫物、疥癬などの改善、治療に利用されます。
蓬は、都会でも空き地などで自生しているのを見かけます。
4~5月頃の新芽、新葉を指先で軽く折れるところで摘み、固いところは避けます。
蓬は似たような草があり、香りはありません。
見分けるポイントは、ちぎって香りをかぐ、葉の切り込みが細かく葉裏が白っぽい、葉の茎の根元に小さな葉が2枚あることなどです。
蓬の保存方法
下ゆでしたのち、小分けにして冷凍します。
また、干してお茶や入浴剤などにも利用できます。
お茶用、入浴剤用には春から夏にかけて開花前の葉を摘み、陰干しにします。
よく乾燥させたのち保存剤とともに密閉容器で保存しておきます。
入浴剤にする時は、木綿の布袋に一握り詰めてバスタブに入れます。
作り方動画
本日の薬膳料理はいかがでしょうか?
今後も家庭でできる簡単レシピなどを紹介していきます。
ご家庭でもぜひお試しください!