ドクダミのチンキ剤(2021年)

ドクダミのチンキ剤(2021年)

今年もドクダミの花が咲き始めました。花が咲き始める頃に薬効が高まるといわれています。この時期に、チンキやお茶を仕込みましょう。
ドクダミでチンキを作るのは、以前紹介していますが、今回は、蓬をプラスして仕込みました。
蓬にも、切り傷の血止め、湿疹、虫刺されのかゆみ止めの効用があり、虫除け、虫刺されのかゆみ止めの作用が高まると思います。

材料

ドクダミ
アロエ ドクダミの2~3割
蓬    ドクダミの2~3割
ホワイトリカー  35度
(ウオッカでも可)
消毒した保存びん

作り方

1.材料は摘みたての新鮮なうちに洗って水けをふきます。

2.材料をそれぞれ3~4㎝長さに切りながら、ビンの八分目まで詰めます。花も葉茎も薬効は同じですから、花を別に分ける必要はないと思います。

3.リカーを材料がかぶるまで注ぎます。

4.蓋をして日光の当たらないところで1~2か月おいて、成分を浸出させます。コーヒー用のペーパーフィルターなどでこし、清潔なビンに入れて蓋をします。冷暗所で保管すれば1年使えます。スプレー付きの容器に入れ替えると、すぐに使えて重宝です。

スキンケア(応用)

ドクダミ・チンキはスキンケア―にも使えます。

化粧水の作り方

アロエ入りなので、自然で爽やかな香りがほんのりします。
アロマオイルなど余計なものは加えないほうがよいと思います。
アルコールに敏感な方には、おすすめしません。

ドクダミ・チンキを精製水で約3倍に希釈し、グリセリンを少量加えてよく混ぜ、
容器に入れます。容器は日光を遮る色付きがおすすめです。
精製水はミネラル、残留塩素、微生物などを除去した純水です。
グリセリンは脂肪の1種で無色透明、粘性があるのでこれを加えることで保湿になります。いずれも薬局で入手できます。

作り方動画

関連動画

今回の薬膳の知恵はいかがでしたでしょうか。
今後もからだにやさしい薬膳の知恵を紹介していきます。
ご家庭でもぜひお試しください!