鶏手羽先の旨味を含ませ、スープ煮にします。
軽く煮て歯ごたえを生かしてもよし、よく煮込んでも煮くずれせず、鶏の旨味をしっかり含んで美味しい。
スープを美味しくするワンポイント
鶏手羽先はさっとゆでてから、香味野菜、昆布とともに下煮することで、すっきりした美味しいスープになります。
既成の顆粒だしなどは使わない方が素材の味が生きます。
舞茸で旨味プラス
舞茸からもだしが出て、味を深めてくれます。
舞茸には気を養い、五臓をサポートする働きがあります。
隼人瓜(ハヤトウリ)について
隼人瓜は、南米の熱帯地域が原産のウリ科ハヤトウリ属のつる性植物です。
大正時代に導入され、鹿児島から広まったことから、薩摩隼人にちなんで隼人瓜と名付けられたとか。
英語圏ではミルリトン、ベジタブル・ペアの名でよく食べられています。
日本での収穫期は9月末~11月にかけて、秋野菜の仲間です。
白色と緑色の2種ありますが、収穫量の多い緑色種が主流です。
味は淡白でくせがなく、ウリ特有の爽やかな香りがあり、どんな調理にも向いています。
栄養素は微量ながらバランスよく含み、100ℊ食べても20kcalという低エネルギーです。
薬膳の効能としては、体内の余分な熱、炎症を鎮める清熱作用、体液を補う生津作用、余分な水分を排除する利水作用があります。
材料
(4人分) 隼人瓜 2個(500g) 鶏手羽先 8個 舞茸(ほぐす) 100g 香味野菜 適宜 (セロリの葉、ニンジン、葱、生姜など) だし用の昆布 10㎝ 塩 小さじ1
作り方
1.隼人瓜はアクが手指を荒すので、調理用の手袋をはめて作業しましょう。
4つ割りにして皮をむき、種の部分を除き、一口サイズの乱切りにします。
2.鶏手羽先は、はさみで関節のところから先端を切り離します。
3.湯を沸かし、鶏手羽先を入れて約1分下ゆでし、臭みとアクを除きます。
4.鍋で水3カップを沸かし、下ゆでした鶏手羽先を入れ、香味野菜と昆布を加えます。
沸いてきたら、火を弱めで約15分煮ます。
5.香味野菜と昆布を除き、隼人瓜を入れて塩を振り、舞茸を加え、さらに15分煮ます。
塩味を調え、好みでコショウを振っても。
器に隼人瓜、鶏手羽先、舞茸を盛り合わせ、カップなどに煮汁を注ぎ、スープとします。
1つの器に、具とスープを盛り合わせてもよいです。
紹介動画
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