コーンドビーフ(2025ver.)

コーンドビーフは、牛肉の塩漬けを加熱したもの。日本ではコンビーフの名で缶詰がおなじみです。本来は牛肉を保存するために、粒々の粗塩で漬けたことから、コーンド(粒)ビーフと呼ばれたのだとか。
オーブンで加熱すれば手間いらず。ココットなど陶製容器で火を通すことで、牛もも肉が柔らかく美味しく変身します。

牛もも肉

牛肉はタンパク質と、利用しやすいヘム鉄のよい給源となる。脂肪の少ないもも肉は動物性脂肪を控えたい方にもおすすめ。薬膳では、気力を高め、血を補い、胃腸を健康にする効用があるとしている。

材料

(作りやすい分量)
牛もも肉の塊り 600g
塩 18g(肉の3%)
黒コショウ(粗挽き) 適宜
◇煮汁
水 400ml
塩 12g(水の3%)
ローズマリー 3~4枝
粒黒コショウ 小さじ1
コリアンダーシード 小さじ1
ベイリーフ 2枚
ひまわり油(オレインリッチタイプ) 大さじ2

作り方

1.牛肉に塩ををまぶし、コショウをふり、蓋付き容器に入れる。

2.冷蔵庫で一晩(24時間)漬ける。

3.ココットにローズマリーを敷き、肉の水分をきって入れる。

4.スパイスを加え、3%の塩水を注ぎ、油を加えて蓋をする(土鍋でもよい)。

5.予熱した150℃のオーブンで3時間加熱する。オーブンから出して常温まで冷ます。

6.牛肉を保存袋に入れて冷蔵すれば約1週間保存できる。

7.煮汁はこして冷蔵し、ブイヨン代わりに利用するとよい。

食べ方のヒント

★コーンドビーフは薄切りにしてそのまま食べるほか、ゆでたポテトやパンの相棒によい。粒マスタードやハーブを添えれば、風味が増す。

★煮汁で野菜を煮る。煮汁は冷蔵すると脂肪が固まる。固まった脂肪を除いて使うとよい。塩分3%なので2~3倍に薄めて煮立て、一口大に切った野菜を入れて煮る。野菜は玉葱、ニンジン、フェンネル、ポテト、大根などが向いている。野菜の風味が加わった煮汁が美味しいスープになる。

紹介動画

以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。

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本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!