春の味わい「ヤリイカと菜花の白味噌ソース炒め」

春のからだをいたわる薬膳レシピをご紹介します。
歯ごたえほどよく、上品な旨味のヤリイカを菜花とさっと炒め、白味噌ソースで味つけます。
白味噌の甘い旨味に菜花の苦味が心地よいアクセントを添えます。
イカは気・血の巡りをよくし、菜花の解毒作用で体の機能を快調にします。

材料

(4人分)
ヤリイカ 中2はい(正味200g)
菜花 200g
オリーブ油 大さじ1
〈白味噌ソース〉
西京味噌 50g
醸造酢 大さじ1
エクストラバージンオリーブ油 大さじ1
薄口醤油 小さじ1

作り方

1.菜花は葉を茎から外し、太い茎は斜め薄切りにする。葉は長さを2~3つに切る。

2.ヤリイカは、胴部に指を入れて足に続けてはらわたを抜き、背骨を抜き取る。胴部からエンペラを外しながら皮をむく。足とはらわたを切り離し、足に残ったはらわたを除き、目とくちばしを除く。

3.胴部に切り目を入れて開き、内臓の残りを除き、足とともに洗う。

4.水けをふき、足は1本ずつに切り離し、先端を少し切り除く。エンペラと胴部は短冊に切る。

5.白味噌に、酢、オリーブ油、薄口醤油を混ぜ、ソースを作る。

6.フライパンにオリーブ油と水大さじ4を入れ、菜花の茎を入れて約2分炒める。

イカを加えて更に約2分炒め、白味噌ソースを加えて約2分加熱。

菜花の葉を入れて1~2分加熱し、色よく歯ごたえよく仕上げる。

ヤリイカ

冬から春が旬。身が薄く、しなやかで歯ごたえがありながら柔らかく甘味がある。皮が向きやすいのも特長。イカはコレステロールを含むが、併せ持つタウリンにコレステロール低下作用があるので相殺される。コレステロールが気になる方にもおすすめしたい。
薬膳では、補血(血を補う)、滋陰(体液を潤す)、調経(気・血の巡りを正常化)などの効用があるとしている。

菜花

ほろ苦さが心地よい春の味。抗酸化作用のあるβ‐カロテンとビタミンCを含み、余分な塩分を排出するカリウム、造血に役立つ鉄が多い。薬膳では、解毒、活血(血行促進)、腫れ物や便秘の改善などの効用があるとしている。

西京味噌

低塩分で旨味の濃い白味噌。発酵熟成期間が短く、米麹の割合が多いので甘い。ほかの味噌(10~12%)に比べて塩分濃度が低い(5%前後)。塩分が低い分保存期間は短く約1か月。

紹介動画

以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。

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本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!