調理用トマトを使って、簡単にできる自家製トマトソースの作り方をご紹介します。調理用トマトは生で食べるとちょっと酸っぱいですが、加熱するとその魅力が一気に引き出され、甘味と酸味が絶妙に絡み合った美味しいトマトソースに変身します。パスタやフォー、さらには豆腐料理まで、様々な料理に使える万能ソースです!
材料
トマト(調理用):1.4㎏(正味1.2㎏)
玉葱:1個(正味200g)
オリーブ油:大さじ2
塩:12g
ベイリーフ:1枚
作り方
トマトの下準備
- トマトのヘタをくりぬきます。
- 沸騰した湯でトマトを1分ほど茹で、その後冷水に入れて冷まします。
- トマトの皮が簡単にむけるようになったら、皮をむきましょう。
トマトと玉葱の調理
- 皮をむいたトマトを粗く刻みます。
- 玉葱をみじん切りにします。
- 鍋に水大さじ2とオリーブ油を入れ、中火弱で玉葱を炒めます。塩を二つまみ加え、玉葱がしんなりするまで炒めます。
トマトソースの煮込み
- 鍋に刻んだトマトを加え、混ぜながら10分煮込みます。トマトの飛び散りを防ぐために、網蓋を使うと良いでしょう。
- 10分経ったら、残りの塩とベイリーフを入れて、さらに10分煮込みます。
- トマトの形がしっかり残っている場合は、もう10分煮て、合計30分煮込みましょう。
保存
- ソースを鍋から下ろして粗熱を冷まします。
- 熱いうちに消毒した瓶に詰めましょう。これが保存のポイントです!
- 室温まで冷めたら、冷蔵庫で保存します。冷蔵で1週間ほど保存可能です。
- すぐに使わない場合は、小分けして冷凍保存しましょう。冷凍保存の目安は3~4か月です。
薬膳の効能
- 生津止渇(体液を潤し、渇きを癒す)
- 解暑(暑気あたり防止)
- 平肝(肝機能の正常化)
- 健胃(胃腸の健全化)
- 消食(消化促進)
また、調理用トマトにはリコピンやβ-カロテンなどの抗酸化成分が多く含まれており、これらは熱に強いので、加熱調理で栄養を逃さず摂取することができます。
ポイント
- 調理用トマトは生食には向かない:生で食べると酸味が強いですが、加熱することで甘味や旨味が引き出されます。
- 保存のポイント:ソースを保存する際は、熱いうちに消毒した瓶に詰めることが大切です。冷蔵保存で1週間、冷凍保存で3~4か月が目安です。
トマトソースのアレンジレシピ
このトマトソースは、そのままパスタにかけても美味しいですが、他にもいろいろなアレンジが可能です。ここでは二つの簡単なレシピをご紹介します。
フォーのトマトソース
トマトソースはパスタだけでなく、フォー(ライスヌードル)にもぴったりです!
材料
パンチェッタ:40g
またはベーコン
トマトソース:300g
フォー(乾燥):80g
バジリコの葉:適宜
パルミジャーノチーズ
(お好みで):適量
(おろしたもの)
- フライパンでパンチェッタまたはベーコンを軽く炒め、トマトソースを加えて温めます。
- 茹でたフォーに絡め、バジリコの葉を散らせば完成です。お好みでおろしたパルミジャーノチーズを加えても美味しいですよ。
豆腐とトマトソースの卵とじ
お肉や魚を食べたくないときに、豆腐とトマトソースでヘルシーなメインディッシュを作りましょう!
材料
トマトソース:150g
豆腐:1/4丁(水切り)
醤油:適量
卵:1個(溶きほぐす)
- フライパンにトマトソースを入れ、水切りした豆腐を手でつぶして加えます。
- 中火で煮て、具が温まったら、醤油を少し混ぜて溶きほぐした卵を回し入れます。
- 卵が半熟状になったら火を止めて完成です。ふわりとした優しい味わいを楽しんでください。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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本日のご紹介はいかがでしたでしょうか。
調理用トマトを使った自家製トマトソースは、シンプルな材料と手順で作れる万能ソースです。生では味わえないトマトの甘味と旨味が加熱で引き出され、パスタや豆腐料理にも大活躍。保存も簡単で、栄養価も高いので、ぜひ常備してみてください。このソースが、毎日の料理をもっと美味しく、健康的にしてくれるはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他にもご家庭で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください!