タラで気力と血を養い、白菜、トマトが胃腸の働きを助けます。
マダラ
寒さが増すと味が増すマダラ、味は淡白ながら滋味がある。難点は水分が多く、鮮度落ちが早いこと。
切り身の表面に艶があり、透明感のある新鮮なものを選ぶ。低脂肪でよいタンパク質源になる。
薬膳では、気と血を補い、解酒の効用があるとしている。
白菜
水分が多く、栄養素は少ないが、味が淡白な分どんな料理にも向く。
薬膳では、健脾(胃腸の健全化)、利水(瑞文代謝促進)、清熱(余分な体熱、炎症の改善)、除煩(精神不安の安定)、通便(便秘の改善)などの効用があるとしている。
カットトマト
トマトの皮を除いてカットし、トマトピューレ―に漬けたもの。生のフレッシュ感がある。
トマトは、抗酸化作用の強いリコピンや、β-カロテンを含み、旨味成分はグルタミン酸、酸味はクエン酸(疲労回復)による。
薬膳では、健胃(胃の働きの健全化)、平肝(肝機能の正常化)、消食(消化促進)、生津(体液を潤す)などの効用があるとしている。
セロリ
カリウムが水分バランスを調え、抗血圧作用がある。芳香成分には食欲増進、神経をやわらげる作用がある。
薬膳では、平肝、清熱、祛湿(体内の余分な水分を除く)、解毒、高血圧改善などの効用があるとしている。
材料
(4人分)
マダラの生 4切れ
(400g)
塩 小さじ2/3
米粉 適宜
ひまわり油 大さじ3
(オレインリッチ)
白菜 1/6個(350g)
白葱 1本分(50g)
セロリ 1本(100g)
塩 小さじ2/3
コショウ 少々
カットトマト 1パック
(400g)
白ワイン 大さじ2
作り方
1.マダラは洗い、水けをきっておきます。
小骨を除き、1切れを3等分し、塩をふり、15分おきます。
2.ネギは斜め薄切りにし、セロリも薄切りにします。
3.白菜は芯を4~5㎝長さに細切りにし、葉はザク切りにします。
4.フライパンに油を入れて中火で温め、タラに米粉を薄くまぶして入れます。両面に薄く焦げ目をつけ、こんがりと焼き、取り出します。
5.残った油でネギとセロリを炒めます。水大さじ1を加え、しんなりしたら白菜の芯を入れて塩とコショウをふります。しんなりするまで2~3分炒め、白菜の葉を加えて軽く火を通し、タラを戻します。
6.カットトマトを加え、ワインを回し入れ、蓋をして5分ほど煮ます。
紹介動画
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