豚肉に豆板醤を塗り、オータムポエムと細ネギを巻いて焼きます。
オータムポエムは茎も美味しい菜の花の仲間。
豊富なβカロテンとビタミンCが皮膚や粘膜を丈夫にして風邪を予防、血の巡りをよくする作用もある。
豆板醤とネギが体を温めて血流促進、豚肉が腎機能をサポートします。
腎機能の正常化は老化予防になります。
オータムポエムについて
菜の花仲間、アスパラ菜とも呼ばれる。寒冷地では秋から冬(10月~1月)に、温暖な地方では春(4~5月)に収穫期を迎える。本来の露地栽培では春が旬の野菜といえる。
栄養成分や効用は「菜花類」とほぼ同じと思われる。βカロテン、ビタミンC、鉄、食物繊維の給源となる。β-カロテンとビタミンC
はともには強い抗酸化力があり、抗老化に役立つ。β-カロテンは体内でビタミンAとなり、粘膜や皮膚、呼吸器系を丈夫にし風邪予防になる。
薬膳では、菜花類には解毒、消腫(おできなどの改善)、活血(血行促進)、化痰(痰を溶かして排出)、通便などの効用があるとしている。
豚肉について
効率の良いタンパク質源となり、疲労回復に役立つビタミンB1が多い。
薬膳では、補腎(腎機能の正常化)、滋陰(体液を潤す)、補気(気力を養う)などの効用があるとしている。
豆板醤について
そら豆、赤唐辛子、塩などを材料にした発酵調味料。唐辛子の辛み成分には体を温め血行促進作用が、赤い色素には抗酸化、抗老化作用がある。塩分が濃いので、その分を考慮して調味するとよい。ラベルに食塩相当量が記載されている。
薬膳では、温中(体を内部から温める)、開胃(消化機能の正常化)などの効用があるとしている。
材料
(6本分)
オータムポエム
12本(150g)
豚薄切り肉 12枚(300g)
細ネギ 6本
豆板醤(食塩13.5%使用)
小さじ6(食塩6g相当)
胡麻油(低焙煎タイプ)
小さじ2
ひまわり油 小さじ1
(オレインリッチ)
紹興酒 適量
作り方
1.オータムポエムは茎の切り口の硬い部分を切って除きます。
2.豚肉は2枚を縦長において重ねて1組とします。オータムポエム2本を豚肉の手前にのせ、細ネギ1本を豚肉の幅の長さに合わせて切り、束ねて添えます。
3.肉の部分に豆板醤を小さじ1塗り、手前からくるくると巻きます。
4.フライパンに油2種を入れて中火弱で温め、豚肉の巻き終わりを下にして入れます。
5.下の肉が焼き固まったら裏返し、蓋をして約3分蒸し焼きにして肉と野菜に火を通します。
6.フライパンから取り出し、食べやすい長さに切り分け、器に盛ります。
紹介動画
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