鮮やかな渦巻を生かして輪切りにし、軽くグリルすると甘みが増します。グリルしたエビと重ね、ブロッコリー・スプラウトを添え、塩柚でシンプルに。青柚の香りと苦みを含んだ塩がビーツとエビの甘味を引き立てます。ビーツ、エビ、ブロッコリー・スプラウトが肝機能向上に役立ちます。
渦巻ビーツについて
イタリア生まれのビーツで、キオッジャと呼ばれる。生食でき、薄くスライスしてサラダなどの彩に利用される。ゆでると色素が溶け出すので、グリル、オーブンなどで焼くのがベター、甘みが出る。ビーツの旬は6~7月と11~12月の2回。色素のベタシアニンには抗酸化作用が、甘み成分のベタインには脂肪燃焼促進、肝機能向上などの作用がある。薬膳では、通径(月経の改善)、降気(げっぷ、喘息などの改善)、寛胸(肺の正常化)などの効能があるとしている。
エビについて
低脂肪のよいタンパク質源となる。赤い色素のアスタキサンチンには抗酸化作用があり、殻に多い。肝機能を正常化するベタイン、タウリンを含む。薬膳では、補腎(腎の正常化)、補陽(熱性で活動源となる陽気を補う)、補気(気を補う)、開胃(食欲不振の改善)、祛風(感冒症状の改善)、通乳(乳の出をよくする)などの効能があるとしている。
ブロッコリー・スプラウトについて
ブロッコリーの幼芽。強い抗酸化作用を持つβ-カロテン、ビタミンC、スルフォラファングルコシノレート(体内でスルフォラファンに変わる)を多く含む。スルフォラファンには肝臓の解毒作用を促し、胃がんの原因とされるピロリ菌の殺菌作用があるといわれる。
材料
(4人分)
渦巻ビーツ 2個
エビ 12尾
ブロッコリー
スプラウト 30g
オリーブ油 大さじ1
塩柚 大さじ2
EVオリーブ油
大さじ2
作り方
1.ビーツはよく洗って水けをふき、先端を少し切り落とし、2~3㎜薄さの輪切りにします。
2.エビはよく洗って水けをきり、殻ごと背から切り開き、ワタを除きます。
3.スプラウトは洗って水切りし、根元を切り除きます。
4.グリルパンにオリーブ油を入れ、刷毛で薄く塗ります。中火で温め、エビの殻を下にして並べて焼きます。殻が赤くなり、身が七分白く変わってきたら裏返し、身がぷっくり膨らみ白くなるまで焼きます。
5.エビを取り出し、ビーツを並べて焼きます。両面各2~3分焼き、歯ざわりよく、色よく焼きます。
6.グリルしたビーツにエビをのせ、スプラウトを添え、ビーツをのせます。塩柚をオリーブ油でのばして、適量かけます。
紹介動画
以下の画像をクリックすると動画で観ることが出来ます。
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