スズキと白瓜の酢味噌

スズキと白瓜の酢味噌

スズキは夏が旬、身を薄くそぎ、さっと湯引きにし、白瓜と酢味噌あえにします。スズキは健脾(消化機能を健全に)、利水作用があり、梅雨時の養生に恰好の食材。白瓜は爽やかな香りとシャキシャキした歯ごたえが持ち味、ソフトな口当たりのスズキとのコントラストを楽しみます。白瓜には胃を養い、清熱、利水作用があり、スズキとの相乗効果で消化機能と水分代謝を正常にします。

材料

(4人分)
スズキ    1/4尾(刺身用のフィレ)
白瓜    1本
塩    小さじ1/3
【酢味噌】
白味噌     60g
練り白胡麻   15g
醸造酢  大さじ1と1/2

作り方

1.白瓜は皮を縞目に向き、両端を少し切り落とし、縦半分に切り、スプーンで種をすくって除きます。小口から薄切にし、塩を振り、しばらくおいてしんなりさせます。

2.スズキは薄くそぎます。沸いた湯に身を少しずつ入れて、身の表面が白くなったらすぐに氷水にとって熱をとります。ざるで水けをよくきります。

3.酢味噌の材料を合わせてよく混ぜます。

4.器に水けをきった白瓜を入れて、スズキをのせ、酢味噌を適量かけます。
  酢味噌であえてから盛ってもよいと思います。

作り方動画

梅雨時の養生

梅雨は穀物や野菜の成長にはありがたいのですが、高温多湿が続くと不快度が増します。
湿気は脾胃(消化機能)の働きを低下させ、栄養と水分の循環が悪くなります。
梅雨時に体が浮腫みやすいのはこのためです。
予防と改善には、健脾(胃腸の健全化)ときょ湿(体内の余分な水分を除き、代謝を正常化)を心がけます。
そうした作用のある食材を使い、梅雨時の養生におすすめしたい料理です。

関連動画

本日の薬膳料理はいかがでしょうか?
今後も家庭でできる簡単レシピなどを紹介していきます。
ご家庭でもぜひお試しください!